京都市右京ふれあい文化会館

〒616-8065
京都市右京区太秦安井西裏町11番地の6
TEL:075(822)3349(代)
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自主公演のご案内

2016年度 < 2017年度 > 2018年度

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未来へつなぐ伝統芸能 ― 国指定重要無形民俗文化財
嵯峨大念佛狂言

 

平成29107日(土) 14:00開演/13:30開場

京都市右京ふれあい文化会館 ホール

◆入場無料(定員448名) 

 ※満席の場合、入場をお断りする場合があります。

 


 

京都市右京ふれあい文化会館では、地域に受け継がれている伝統芸能・伝統行事にスポットライトを当て、未来への財産として地域の皆さまにご紹介しています。

 

京都の三大念佛狂言(壬生・嵯峨・千本)の一つ、嵯峨釈迦堂(清凉寺)の「嵯峨大念佛狂言」は、すべての役者が面をつけて演じるおおらかで古風な仮面無言劇で、五百年以上にわたり大切に受け継がれてきました。

抱腹絶倒の人気演目『釈迦如来』を10倍楽しむコツをご紹介します!

 

クリックするとそれぞれ拡大(PDF)

 

 出 演 

嵯峨大念佛狂言保存会 →ウェブサイト

 

 講 演 

 

『嵯峨大念佛狂言を楽しむ』 

芳野 明氏(嵯峨美術大学教授/嵯峨大念佛狂言保存会)

 

 演  目 

『釈迦如来』(約45分)/解説字幕付き

登場人物:釈迦・寺侍・坊主・母親(美人)・娘(お多福)

坊主と寺侍はお釈迦様を本堂に据え、守りをする。美しい母親とお多福の娘がお釈迦様を拝みに来る。母親がお参りすると、うれしそうに「ガッテン、ガッテン」と動く。次に娘がお参りすると、お釈迦様は後ろを向いてしまう。坊主と寺侍は思案のすえ母親に向きを変えてもらうように頼んだが、お釈迦様と母親は肩を組み帰ってしまう。びっくりした坊主はとっさに自分がお釈迦様になりすます。寺侍が帰ってお釈迦様をお参りすると裏返る。娘に頼み向きを変えてもらおうとするが、お釈迦様(坊主)と娘は肩を組み帰ってしまう。寺侍も(良い思いをしたいと)お釈迦様の代役となるが、誰もお参りがないのでしかたなく帰ってしまう。

 

 面着け体験  (希望者先着20名/舞台上)

さまざまな役柄の面を実際に着けてみよう!

 

 お囃子の楽器紹介  (舞台上)

お囃子に使われる「鉦」「太鼓」「笛」を間近で見よう

 


 

嵯峨大念佛狂言について

京都市の西、嵯峨の釈迦堂の名で親しまれている古刹・清凉寺の境内で執り行われる『嵯峨大念佛狂言』は、国の重要無形民俗文化財にも指定されている民俗芸能です。すべての役者が面を着け、セリフがなく、身振り手振りだけで芝居が進行する点に大きな特徴があり、現在は約二十番の演目が残されています。

その歴史は古く、言い伝えでは鎌倉時代に融通念仏をひろめた円覚上人の創始とされています。資料から見ても、嵯峨大念佛狂言には室町時代(享禄二年[1529年])の銘を持つ面が伝わっており、すでに500年近い歴史を有していると考えられます。このほかにも、桃山時代の優秀な面打師であった喜兵衛の刻銘を持つ女面《深井》や、和宮降嫁の際に宮中の女官としてその説得にあたった高野房子の菩提を弔うために奉納された装束など、美術的にも宗教史的にも価値の高い数々の資料が伝わっています。

 

演目の特徴

嵯峨大念佛狂言の演目は、「カタモン」と「ヤワラカモン」の2種類に大別されます。

カタモンは『土蜘蛛』や『船弁慶』のような能系統の演目で、ヤワラカモンは『釈迦如来』や『愛宕詣』のようなコミカルな要素を持った演目です。保存会が釈迦堂で毎年2回行う定期公演では、このカタモンとヤワラカモンを交互に配しますが、今回の公演では、一番人気のヤワラカモン代表作『釈迦如来』を上演します。

舞台には、正面奥の向かって右側から囃子方の鉦と締太鼓の奏者、続いて横笛奏者、そして数名の後見が並びます。「後見」は能にも見られ、舞台上で役者の着替えを手伝ったり小道具の世話をしたりします。また、役者に突然の事故があった場合に、面を着けずにその代役を務めることもあり、演目を知り尽くしたベテランだから出来る重要なポジションと言えます。

囃子は鉦(カン)と太鼓(デン)による「カン・デン・(休み)・デン・カン・デン・デン(休み)」と、「カン・デン・デン・デン・カン・デン・デン・(休み)」の2種類のリズムが基本となり、ほかに妖鬼の類の登場や立ち回りの際に用いられる「ハヤガネ」と呼ばれる鉦の連打があります。

横笛は九孔(通常は七孔か六孔)を持つ大変珍しいものです。

 

 


主催: 京都市右京ふれあい文化会館(公益財団法人京都市音楽芸術文化振興財団)
  京都市
助成: 芸術文化振興基金助成事業

  ウェブサイト                   

 

【レポート】 「未来へつなぐ伝統芸能 ― 嵯峨大念佛狂言」(10/7)

公演の詳細は画像をクリック

去る10月7日(土)、地域に受け継がれている伝統芸能・伝統行事にスポットライトを当て、未来への財産として広く地域の皆さまにご紹介するシリーズ「未来へつなぐ伝統芸能」第3弾として、「嵯峨大念仏狂言」を保存会の皆さまに上演していただきました。

 

京都市内には、嵯峨、千本ゑんま堂、壬生寺、神泉苑の大念佛狂言があり、そのうち嵯峨清凉寺「嵯峨大念仏狂言」と壬生寺「壬生狂言」の2つは国の重要無形民俗文化財に指定されています。

嵯峨清凉寺で演じられる「嵯峨大念仏狂言」は約500年前には文献にその名を見ることが出来、仮面を付けた素朴な無言劇として知られています。

 

さて。

本公演では、最初に嵯峨美術大学教授で保存会メンバーでもある芳野明先生により、嵯峨大念佛狂言の成り立ちや歴史、特徴などについてわかりやすくご講演いただきました。

また、狂言に登場する代表的な所作についても、身振り手振りを交えてお話くださいました。「わたし」と「あなた」の「ふたり」で「あちらへ」「ともにまいりましょう」などです。

 

 

休憩を挟み、本編で抱腹絶倒の演目『釈迦如来』が上演されました。

大念佛狂言の演目は、喜劇の「ヤワラカモン」と能や狂言に題材を取った「カタモン」の2種類に分けられますが、この『釈迦如来』はまさに「ヤワラカモン」の代表格。

今回は特別に、あらすじを舞台横の壁に字幕として映し出し、さらにさらに楽しんでいただこうという趣向も盛り込みました。

さきほどの講演で紹介があった所作の意味などから、無言劇でもおかしみが伝わり、お釈迦様の人間臭い様子も相まって、会場からは始終クスクスと笑い声が聴こえていました。

 

坊主、お釈迦様、寺侍の三人衆 母親がお参りすると嬉しそうなお釈迦様
お釈迦様は母親と立ち去ってしまい… 坊主がお釈迦様の代役に
その坊主もお多福娘と立ち去り(!) 寺侍が最後に残り…
 カーテンコール

美人の母親を演じていたのはお髭のおじさま

お多福娘は中学生!

 

最後に全員が舞台に並び、演者のみなさんが面を取ると、あらまあ!美人の母親を演じていたのは髭を生やしたおじさまで、お多福娘は中学生男子だったとわかり、また笑いが起こりました。

 

【あらすじ】

お釈迦様は美人の母親がお参りすると「ガッテン、ガッテン」と嬉しそうに動き、お多福の娘がお参りすると嫌がって後ろを向いてしまう。とうとうお釈迦様は母親の肩を抱いて立ち去ってしまい、困った坊主はお釈迦様の代役をする。そこにさきほどのお多福の娘がお参りに来たので坊主はお多福娘と立ち去ってしまった。さらに慌てた寺侍は「次は自分の番だ!」と意気込みつつ立つが、誰もお参りに来ないので落胆して走り去ってしまう。

 

 

終演後、舞台上で観客の希望者が面を着ける体験とお囃子の楽器紹介を行いました。

稽古用の面とは言え、実物を手に取る貴重な機会とあって、舞台上は大賑わい!

小さい子どもさんも面を顔に当てて楽しんでいました。

 

お囃子の楽器を間近で拝見!  
面着け体験は女性の方が積極的です  
前が見えるかな〜?  

 

終演後のアンケートでも、「はじめて観たが面白かった」「解説もわかりやすく楽しめた」といった声が多数寄せられ、保存会の皆さんからも「本拠地の嵯峨学区以外でこのように演じることが出来て良かった」と言っていただきました。

 

今回の公演は、独立行政法人日本芸術文化振興会による芸術文化振興基金の「地域の文化振興等の活動」助成金を得て開催しました。

芸術文化振興基金についてはコチラをクリックしてご覧ください。

 

 

主催: 京都市右京ふれあい文化会館(公益財団法人京都市音楽芸術文化振興財団)
  京都市
助成: 芸術文化振興基金助成事業

  ウェブサイト        

 

あーる de 右京 その6 なるたき亭あわ〜ず

なるたき亭あわ〜ず― オカリナ&アコーディオン ―

 

クリックすると拡大します!

「あーる de 右京」シリーズでは3回めとなる、平日午後の気軽なミニコンサート。

息の合ったオカリナとアコーディオンの懐かしい響きで、唱歌や童謡など美しいメロディをお届けします。

 

●なるたき亭あわ〜ず

粟辻泰史(オカリナ)

京都市立芸術大学フルート専攻卒業

オカリーナユニオンジャパン主催のコンクールにおいて、2015年「審査員特別賞」、2016年「第3位」を受賞。

 

粟辻紀子(アコーディオン)

京都市立芸術大学ピアノ専攻卒業

これまでにバッハプログラムによる4回のリサイタルのほか、武満徹、ショパン、ドビュッシーの作品によるリサイタルも行なっている。

 

 


 

あーる de 右京 その6

『なるたき亭あわ〜ず』

 

2017年1025日(水)15:00〜15:40(予定)

京都市右京ふれあい文化会館 ホール奥のホワイエ

入場無料(先着40名程度)

 

♪私の回転木馬 

♪コンドルは飛んで行く

♪唱歌・童謡メドレー ほか

 

あーる de 右京って?

京都市右京ふれあい文化会館がお届けするミニコンサートやワークショップなどのアート・シリーズ。

地域のみなさんが「ふらり」と会館へよりみちして、短時間の「お試しサイズ」で芸術や文化に気軽に触れる時間をお届けします。

 

あーる de 右京の『あーる』は、フランス語で「Art=芸術」を意味し、直訳すると「右京の芸術」。

「京都市右京ふれあい文化会館で芸術を楽しもう」というよびかけと、「右京に行ったら、なんか楽しいことあるで!」と関西弁のつぶやきをかけています。

今後、不定期ですが様々なジャンルのイベントを始めていきます。

ぜひお立ち寄りください。

 

あーる de 右京 その7
みんなのアトリエ「おおきな行灯をつくろう!」

スタッフが3日がかりで準備完了!

右京区民ふれあいフェスティバル特別企画

竹と和紙で作ったおおきな行灯(あんどん)に、みんなで色和紙で模様を描いて完成させよう!

 

この行灯は、高さ2mほどの存在感!

会館スタッフが2日かけて和紙を2度貼りしました。

独特の質感と存在感を漂わせるこの大きな行灯に、「四季」をテーマに皆さんと一緒にちぎった色和紙で模様を描いていきます。

 

 

あーる de 右京って?

京都市右京ふれあい文化会館が昨年夏から展開しているミニコンサートやワークショップなどのアート・シリーズ。

地域のみなさんが「ふらり」と会館へよりみちして、短時間の「お試しサイズ」で芸術や文化に気軽に触れる時間をお届けします。

 

あーる de 右京の『あーる』は、フランス語で「Art=芸術」を意味し、直訳すると「右京の芸術」。

「京都市右京ふれあい文化会館で芸術を楽しもう」というよびかけと、「右京に行ったら、なんか楽しいことあるで!」と関西弁のつぶやきをかけています。

不定期ですがさまざまなジャンルのイベントを行う予定です。

ぜひお立ち寄りください。

 


 

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あーる de 右京 その7 

みんなのアトリエ

『おおきな行灯をつくろう!』

 

2017年1028日(土)10:00〜15:00頃

京都市右京ふれあい文化会館 

入口自動扉横スペース

 

●竹と和紙で出来た大きな行灯に、ちぎった色和紙を糊で貼り付け、みんなで一つのアート作品を作ります。

●対象=どなたでもOK!

●参加無料=整理券を配布します。

 10:30〜/11:30〜/13:00〜/14:00〜

 各回8名程度のグループで作業します。

●完成した行灯の中に安全な灯りを入れてライトアップし、冬の間じゅう展示します。

 

★リーダー:小泉知子

太秦安井生まれ。

京都嵯峨芸術大学短期大学部専攻科機能(環境)デザインコース卒業。

保育園での造形教室や嵯峨鳥居本のお祭り「愛宕古道街道灯し」での行灯づくりなど、こどもを対象としたワークショップを地域に根ざして活動中。

 

[主催]京都市右京ふれあい文化会館(公益財団法人京都市音楽芸術文化振興財団)

     京都市

[協力]右京区民ふれあい事業実行委員会