京都市右京ふれあい文化会館

〒616-8065
京都市右京区太秦安井西裏町11番地の6
TEL:075(822)3349(代)
FAX:075(822)3384

自主公演のご案内

2016年度 < 2017年度 > 2018年度

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右京ワールドミュージックフェスタ2018
―世界へのトビラよ、ひらけゴマ!―

2018年311日(

10:00-16:00

 

京都市右京ふれあい文化会館

創造活動室・リハーサル室

ロビー・ホワイエ

【入場無料】(一部定員有)

 

 

国内外から年間約5,500万人以上の観光客が訪れる国際文化観光都市、京都市。

街中だけでなく、郊外でも多種多様な言葉を耳にする機会が増えました。

この右京・花園でも気軽に世界に触れるチャンスが今年もやってきます!

それが右京ワールドミュージックフェスタ2018 ―世界へのトビラよ、ひらけゴマ!

日本、アフリカ、アジア、ヨーロッパなど、世界各地の個性的な音楽を楽しむ9つのライブステージ、手づくりワークショップ、美味しいフード&ドリンクや雑貨販売など、盛りだくさん!

また、今年の開催日は「3.11」。東日本大震災から7周年を迎えるこの日、歌とともに震災の記憶に思いをはせる特別企画も開催します。

世界へ通じる『トビラ』が右京に出現する?!

 

 

チラシ(JPG)  

↓↓ダウンロードしてご利用ください。

表=約1MB 裏=約1MB
(クリックすると拡大します)

  

昨年度の様子はコチラから(写真多数!)

 


 

 メインステージ★創造活動室 【入場無料/先着100名】

総合司会津室 怜奈

11:00-11:30 Walabook?!|アフリカンダンス&ドラム

2008年スタジオトライブスでスタートしたサバール研究会に集まったメンバーで結成。2013年にセネガルへ渡航。ダンスをセネガル国立舞踊団のパムサソンコ、ドラムをグループバッテリに師事。その他、多くのアーティストに師事、コラボレーションを行う。

現在大阪、京都を中心にアフリカンダンス&ドラムのレッスンを開講中。

https://www.facebook.com/studiotribes/

12:50-13:35 Las Patata ラス・パタータ|スペイン・フラメンコ

2007年に結成した上林功と福島美帆による、ギター、歌、踊り、パーカッションを2人でこなす数少ないフラメンコ・ユニット!大阪本町のフラメンコ・スタジオ 「ESTUDIO FLAMENCO 」を拠点に各地でライブ活動を行っている。
15:00-15:45

インドネシア伝統芸能団 ハナジョス

|ジャワガムランと影絵芝居

ガムランや影絵芝居ワヤンの上演、ワークショップなど大阪を拠点に2005年から日本全国を巡っています。演奏活動の他には、ガムランや舞踊のサークルを月4回(大阪府茨)、出張演奏指導、ガムラン調律、インドネシア語講座、インドネシア料理講座など文化・芸能の魅力を幅広く伝える活動を続けています。

http://hanajoss.net/

 

 

 

  サブステージ★南ホワイエ 入場無料/先着50名程度】

10:20-10:50

伊藤麻衣子|モンゴル民謡

3歳より京都市右京区在住。青春時代に個性的な歌手になる為にモンゴル・ウランバートルへ留学。モンゴル語とオルティンドーというモンゴルの民謡(長い歌)を学んで帰国後にデビュー。モンゴル民謡協会日本支部代表として、日本全国歌手活動している。

12:15-12:45

はたこうじ&itaru|津軽三味線DUO

京都を中心に活動中。BluesとIrish音楽をこよなく愛する「はたこうじ」(京都伏見出身)と、年間100本を超えるLIVEをこなす「itaru」(岐阜県飛騨高山出身)の津軽三味線デュオ。

はたこうじのBlog

https://ameblo.jp/bluesking-l-00/

13:00-13:30

大地の女神ガイアからのメッセージ

|地球環境保護団体GAEA 神田英

写真家・冒険家・ハーモニカ奏者の「チーさん」こと地球環境保護団体ガイア代表の神田英さんが、ギリシャ・クレタ島の美しい写真を交えながら世界を旅して感じたことをお話します。

ポストカードのプレゼント付き!

http://myhomelandgaea.com/

14:15-14:45

京都スターコーラス

|東日本大震災7周年メモリアル特別企画

歌うことが大好きな仲間「京都スターコーラス」は、大学生から70代まで、幅広い年代のメンバーで歌っています。ワークショップでもぜひ一緒に練習し、コーラスのハーモニーを体験してください。3月11日は、東日本大震災の日。心をひとつにし、コンサートで歌の心を届けましょう。

https://www.facebook.com/kyotostarchorus/

11:40-12:10

◆和室◆

伊藤えり|笙
多忠麿、芝祐靖、多忠輝、松井北斗、宮田まゆみの各氏に師事。東京藝術大学在学時より雅楽演奏団体「東京楽所」にて国立劇場等の舞台に立つ。現在は主にフリーで様々な楽器と共演、国内外で活動中。

13:40-14:10

◆和室◆

たまはち|三味線&パーカッション  
京都在住の三味線奏者藤本喜代珠とパーカッション奏者藤田八起による歌・絃・打のユニット。人々に愛されてきた日本民謡、江戸の端唄、大正の俗曲・俗謡、昭和の歌謡曲などをときに小粋にときに大胆に演奏する「たまはち」ワールド。お聴き逃しなく!

 

  ワークショップ
12:15-13:15

みんなで発声!コーラスを楽しもう

|京都スターコーラス

練習曲=混声合唱曲「群青」、「ふるさと」

[場所]リハーサル室

[定員]20名程度

[参加料]無料

10:00-16:00 ミニゲルに入ってみよう|モンゴル

遊牧民の伝統的な住居「ゲル」が出現!

★モンゴル民話の読み聞かせ|伊藤麻衣子

★アサラトをつくろう!| 田辺 響

アフリカの玩具楽器アサラト、木の実をつないだだけのシンプルな楽器から生み出されるリズムは無限大!

[参加料]1,000円

[対象]幼児以上(幼児は保護者同伴)

★アサラトLIVE!

アサラト演奏の第一人者田辺響とインド音楽で活躍する太鼓「タブラ」を操る藤澤ばやんのスーパーコラボ・ライブを間近で楽しもう。

鴨印振族(かもじるししんぞく)

 http://kamozirushi.tumblr.com/

 *Facebook、Twitterもやってます

藤澤ばやん http://sakura.2box.jp/bayan/

 Twitter https://twitter.com/bayan_tabla

10:00-16:00

メヘンディ(ヘナタトゥー)

|Saraswati Planet ちえこ

植物ヘナで模様を描き染めるボディアート。ジャグアタトゥー、ボディジュエリーも有。

物にもペイントできます。何かお持ちください。

[参加料]5cm×3cm 500円から *大きさにより変わります。

10:00-16:00

マラカスキーホルダーをつくろう!

|NPO法人こども手作りプロジェクト

[参加料]1個300円

[対象]小学生以上

[素材協力]トーホー株式会社・ハマナカ株式会社

 

10:00-16:00

鳥の笛をつくろう

|立命館大学フェアトレード団体beleaf

タイ山岳民族のお母さんからの贈り物、鳥の笛絵付け体験をしてみよう!

[参加料]400円

10:30〜/11:30〜/12:45〜/13:45〜/14:45〜

(各45分/整理券配布/定員各15組)

10:00-16:00

ステンドグラス体験|ステンドグラス工房卑弥呼

憧れのステンドグラスに挑戦!キラキラ透き通る写真立てを作ります。

[参加料]写真立て500円 ほか

[対象]幼稚園以上〜(保護者付き添い)

10:00-16:00

マトリョーシカ絵葉書ぬりえ|riru.k  

色鉛筆で簡単にかわいいマトリョーシカ絵はがきを作ってみよう!

可愛いロシア雑貨も販売します。

[参加料]100円

10:00-16:00

フェイスペイント|KURU KULU  

世界の国旗、動物や右京のアイドル・ワールドくんを描きます!

[参加料]無料

10:00-16:00

飾り結び体験|宇多野ユースホステル

 

世界で一番居心地の良いホステル(Most Comfortable Hostel)に選ばれた宇多野ユースホステルのドイツ人スタッフが日本の「飾り結び」を伝授!(※内容は予告なく変更になる場合があります。)

[参加料]無料

10:00-16:00

写真展 ギリシャ・クレタ島の子どもたち

|GAEA 神田 英

アフリカン・アート、ポストカードやオリーブオイルの販売。地球環境保護団体GAEA(ガイア)が運営するケニア、ギリシャのフリースクールの紹介等。

 

  雑貨民芸販売・展示  10:00-16:00
ヨーロッパの木の雑貨販売|スロヴェニア料理 ピカポロンツァ
木で作ったかわいい雑貨やハーブティーなどの販売
タイ山岳民族の音色をおうちで|立命館大学フェアトレード団体beleaf
タイ山岳民族のお母さん手作りのフェアトレード商品「鳥の笛」の販売
ステンドグラス|ステンドグラス工房卑弥呼
色ガラスを鉛でつないだ美しいステンドグラス作品の販売
アフリカ・モロッコ雑貨|Saraswati Planet ちえこ
アフリカやモロッコのカラフルでおしゃれな雑貨など
ロシア雑貨|riru.k
優しい色使いの可愛いロシア雑貨
ギリシャのオリーブオイル|地球環境保護団体GAEA
地中海のお日さまを浴びたギリシャの美味しいオリーブオイルなど

 

 

  フード&ドリンク  10:30-16:00
スロヴェニア料理店 ピカポロンツァ|スロヴェニア料理

「スロヴェニア」はアルプスと地中海に囲まれたヨーロッパの小国。料理もお茶も優しい味です。

ギバニッツァ・パイ(サーモンなど)

スロヴェニアのお茶

キネマ・キッチン|おいしいお米

京丹後産こしひかり使用。お母さんの手作りおにぎり。これぞ、日本の味!

おにぎり(梅・鮭・昆布・ねぎ味噌など)

赤しそジュース

にんじん食堂うずまさ|沖縄料理

沖縄家庭料理のラフテー(豚肉)やクーブイリチー(昆布)などが入った楽しいお弁当を販売します(予定)。

ぐるぐるカフェのケバブ屋|ケバブ

ピタパンに鶏肉・キャベツ・ピクルス・トマトが入り、チリソースの刺激が食を進めます!

ケバブサンド…300円(限定60個) インドチャイ…200円 ドーナツ…200円

ガラムマサラ|インドのスパイスなど

インドで修行を積んだシェフの本格的なスパイスを使ったおやつなど。

レストランキエフ|ロシア

祇園の名店「キエフ」の名物ピロシキが初登場!

ジェリーズパイ|イギリス

イギリス伝統のお菓子。ミートパイ、アップルパイなど。

嵐山の人気店初登場!

*やむを得ずプログラム、出演者等を変更する場合がありますので、あらかじめご了承ください。

 

主催:

京都市右京ふれあい文化会館

(公益財団法人京都市音楽芸術文化振興財団)

京都市

協力:

モンゴルオルティンドー協会

インド音楽ガナパティ

宇多野ユースホステル

 

【レポート】 「右京ワールドミュージックフェスタ2018」(3/11日)

2018年3月11日(日)、右京区花園で世界の音楽や文化をちょこっと楽しむ毎年恒例のイベント、

右京ワールドミュージックフェスタ2018」(WMF2018)を開催しました。

今年で7回目を迎えたこのフェスタ。朝からとても良いお天気で、もしかすると皆さんほかへ遊びに行っちゃうんじゃない?というスタッフの懸念もよそに、たくさんの親子連れやご近所さんが遊びにいらしてくださいました。

 

イベント全体の詳細はコチラをクリック!

 

 

メインステージ◆創造活動室

今年はプログラム数を1つ減らしました…

というのも…「サブステージとスケジュールがかぶってはしごできない!」という昨年のお客さまの声を活かし、ぜひ全部見ていただこうと工夫した結果、本数は減らすけれど見応え聴き応えのあるライブを取り揃えて、全部はしごできるようにしてみました。

 

メインステージの皮切りは、西アフリカはセネガルから来たアフリカンダンス&ドラム「Walabook?!(ワラボーク)」。この「右京ワールドミュージックフェスタ」初回(2011年8月)以来6年半ぶりの登場!客席からセネガル人男性の飛び入りもあり、また観客や司会の津室怜奈さんもステージに上げての大ダンス大会となり大変盛り上がりました。

カラフルなプリントの衣裳も可愛かったですよ。

 

続いては、スペインと言えば!のフラメンコ、上林功さんのギターと福島美帆さんの踊りのユニット「Las Patata(ラス・パタータ)」のライブ。フラメンコも人気で客席も熱く揺れ、福島さんの情熱的な踊りに「オーレ!」と客席から声がかかっていました。

 

今年のメインステージの目玉は、メインステージのラストを飾った、インドネシアはジャワ島に伝わるジャワガムランと影絵芝居を披露してくださった「インドネシア伝統芸能団ハナジョス」です。

今年は誰をお招きしようか…と計画を立て始めた時に真っ先に交渉したのがハナジョス。音色の揺らぎに癒やされるガムランに加え、極彩色が施された革製の人形を操る影絵芝居ワヤンをどうしてもWMFファンのみなさんにご紹介したかったのです!

ハナジョスのローフィットさんはジャワの宮廷楽団員も務めていたという、まさに本物。奥様の佐々木宏実さんも2年間インドネシア芸術大学に留学し、美しいお姿と透き通った声、確かな演奏技術で日本を代表するジャワガムラン奏者として活躍されています。

今回、子どもたちが楽しめるようにと影絵芝居のお話は宗教的なものではなく、動物が主役のおとぎ話を2つ披露してくださいました。

締めくくりには、村祭などで竹で編んだ馬にまたがって踊るジャティランをローフィットさんが披露。

ガムランや影絵芝居の人形を実際に手にとってみる体験コーナーもありで、ふだん見られない珍しい民族楽器などにみなさん大コーフン状態でした。

 

Walabook?!のカラフルな衣裳 面を付けて踊る!

長い手足がダイナミックに 客席のお客さまも司会の津室さんもダンス!

Las Patataのお二人 オーレ!の掛け声もかかり

ハナジョスのお二人がアンクルンで登場

名手ローフィットさんの舞踊
影絵芝居「しじみのサブロー」 人形は極彩色が美しく表からも魅せます
ローフィット・イブラヒムさんは宮廷楽団員の経歴を持つ「本物」で、舞踊、歌、演奏、影絵芝居などなんでも素晴らしくこなします!
子どもたちも動物の人形を手にとってみます 極彩色が美しいワヤンの人形

 

 

サブステージ★南ホワイエ&和室

サブステージは前回の2倍以上のボリューム!アチラコチラでライブが開かれました。

会館入口を入ったロビーでは、本物のゲルの2/3くらいの大きさのミニゲルが出現!ゲルとは、モンゴルの伝統的な移動式住居のことです。円形の骨組みに布をかけて出来上がるテントのようなもの。今回は、モンゴルについて研究されている方のご協力を得て、設置していただきました。

おとなが5人がかりくらいで約1時間でゲルが組み立て上がりました。

中では、伊藤麻衣子さんによるモンゴル民話の読み聞かせや馬頭琴の演奏体験、アサラトの名手・田辺響さんによるアサラト作りとミニパフォーマンス、インド音楽奏者藤澤ばやんさんによるタブラ(太鼓)の体験とパフォーマンスなどを行いました。

こういう形のものがあるとつい入りたくなっちゃうんですよね!おとなもこどもも嬉しそうな顔でゲルの中に吸い込まれていきました。

 

(1)蛇腹の骨組みを広げて天井を作る
(2)丸になったら、覆い布をかける

(3)ゲルが完成!入ってみよう

アサラトの名手田辺響さんとインド音楽の藤澤ばやんさんのミニセッション!
もちろん楽器体験も出来ました。

モンゴル民謡の伊藤麻衣子さんもピンク色の可愛い衣裳に着替えて、馬頭琴体験とお話の読み聞かせを。

 

ホールホワイエの開放空間にしつらえたサブステージでは、毎年恒例となったモンゴル民謡の伊藤麻衣子さんのライブからスタート。モンゴル民謡(オルティンドー)は長く伸ばした音の中にたくさんのコブシを入れて歌い上げるもので、日本の民謡や馬子唄によく似ています。

 

続いて、津軽三味線デュオの「はたこうじ&itaru」のライブ。津軽三味線はWMF初の登場とあって、客席は大賑わい!太い弦をベン、ベン、ベンベンベンベンと弾くとお腹にまで響くような心地がして、お客さまもぐっと集中していました。

 

午後イチバンは趣向を変えて、写真とトーク時々ライブ「大地の女神ガイアからのメッセージ」。地球環境保護団体GAEA(ガイア)を主宰するかたわら、アフリカやギリシャを旅してきた写真家でブルースハープ奏者で…ってもりだくさんの経歴をお持ちの神田英さんが美しい写真とともに、世界を旅して感じたことおお話してくださいました。

 

「右京ワールドミュージックフェスタ2018」を開催したこの3月11日は、2011年に起きた東日本大震災からちょうど7年めに当たります。

「3.11」にこのイベントを開催するというめぐり合わせに、来場者の皆さんと一緒になにか出来ることはないか…と考えていたところ、右京区を拠点に活動している「京都スターコーラス」さんと「歌」という芸術を通じて心を伝えようという運びになりました。

当日お昼ににワークショップを開き(後述)、一般の方にも参加を募ったところ10名もご参加!一緒に混声合唱曲「群青」を練習し、サブステージの本番にも6名の方が参加してくださいました。

 

「群青」という楽曲は、福島県南相馬市立小高中学校の生徒たちが地震と津波で友達を失い、原発事故で故郷から離れて仲間とも離れ離れになって心が深く傷ついてしまって音楽の授業で歌が歌えなくなったのを見かねた音楽の先生が、大きな日本地図に「◯◯ちゃんは今どこにいるのかな」と印を付けてみようともちかけたところ、子どもたちが「どうやったら会いに行けるのかな」「遠く離れていいるけれど、空はつながっているね」と心情を吐露し、元気を取り戻していったさまを見て書いた歌です。

小高中学校を象徴する言葉としてすでに「群青」があったそうで、「ああ あの街で生まれて君と出会い」と始まり、「きっとまた会おう 群青の街で」と結ばれる歌は、辛い現実を受け入れながら前向に生きていこうとする子どもたちの思いが詰まっている、涙腺崩壊必至の名曲です。

歌に先立ち、コーラスのメンバーのお一人が「先日浪江町を訪れました」と話し始めました。新聞やテレビで知る情報ではなく、足を運び自分の目と耳で肌で感じたことを話してくださり、あらためて被害の大きさと人びとの無念を痛感する時間となりました。

そして「群青」を歌っている最中に地震が起きた「14時46分」が訪れることに合わせ、来場者の皆様と一緒に黙祷を捧げました。

中には涙を拭いながら歌に聞き入る方もいらっしゃり、その場に居合わせた約100人の思いが1つに重なり空へと上っていくような感覚になりました。

歌声は小さくて被災地にまでは届かなかったかも知れない、歌ではお腹はふくれないし、失われたものも戻ってはこないでしょう。

けれど、こうして歌を通じて思いを馳せることで、遠く離れた関西に住むものもあの震災を思い出し、心に留めることが出来ます。まずはあの日のことを忘れないこと、そして今自分に何が出来るのかを考え続けることも被災地への支援に繋がるのかな…と透き通った「群青」とアンコールの「ふるさと」を聴きながら思いました。

 

さて!

今年も和室でお座敷ライブを敢行、しかも2公演!

午前中は烏帽子姿も凛々しい伊藤えりさんによる雅楽の「笙」のライブでした。それこそふだん聴くことがない楽器ですから、和室はもう押すな押すなの大賑わいに!

雅楽は仏教とともに中国から日本に伝わったとされ、神社や宮中の儀式の音楽や貴族の宴の音楽として日本で独自の発展を遂げたジャンルです。

「笙」は細い竹の管に金属製の弁(リード)を付けてあり、その束ねた姿が鳳凰が翼を広げて休む様子に似ていることから「鳳笙」とも呼ばれます。

息を吸ったり吐いたりして途切れなく同じ音を出すことが出来、その美しい音色は天から降り注ぐ光を表しているとされます。

聴衆からも「初めて聴いた」「間近で見たことがなかった」と大変好評でした。

 

午後は前回も登場して大人気だった、三味線の藤本喜代珠さんとパーカッションの藤田八起さんのユニット「たまはち」による小粋な時間。

八起さん、今回はなんと小鼓2つと和太鼓をスタンドにセッティングして叩いていました。

一定以上の世代には大変懐かしい小唄や童謡、歌謡曲を軽妙なトークを交えて次々に披露するたまはちのお二人にヤンヤヤンヤと拍手が贈られていました。

 

モンゴル民謡の伊藤麻衣子さん 津軽三味線DUO はたこうじ&itaru

 

美写真とトーク、そしてブルースハープ!

神田英さん

 

京都スターコーラス

震災発生時刻「14:46」の少し前に全員で黙祷し、一般の方も加わって「群青」「ふるさと」を歌いました。

烏帽子姿が凛々しい伊藤えりさん(笙) 小気味良い「たまはち」

 

 

ワークショップ 雑貨民芸販売・展示 フードコーナー

リハーサル室では、京都スターコーラスと一緒にコーラスの練習をし、サブステージで「群青」と「ふるさと」を歌っていただきました。

 

ロビーでは、フード7店舗、毎年人気の工芸体験や写真展などのプログラムを展開しました。

フードでは、嵐山の人気店「ジェリーズ・パイ」のあたたかいミートパイやデザートパイ、祇園のロシア料理の名店「レストランキエフ」のピロシキ、北白川の「ガラムマサラ」のスパイスカレーやおやつが初お目見えで大人気。

常連さんの4店舗も賑わっていました。

体験コーナーの一番人気はなんとフェイスペイント!小さいおともだちがたくさん来てくれて、つやつやほっぺに好きなキャラクターやフルーツを描いてもらっていました。

 

今年も近隣の自治会や小学校にご協力いただき、地域回覧板の実施や小学校へのチラシ配布が出来たおかげで、特に若いファミリー連れや子どもたちがたくさん遊びに来てくれました。

成功裡に終えられたのも、皆さんのご理解・ご協力のおかげです。

ありがとうございました!

また来年3月にお会いしましょう〜

 

万国旗がはためくだけでワールド感出ますね 京都スターコーラスと「群青」を練習

人気のステンドグラス体験 老若男女、キラキラしたものが好きです

フェイスペイントは行列が途切れませんでした

レストランキエフのピロシキとロシアの紅茶を沸かす器具「サモワール」

買い損ねました、ジェリーズ・パイ…残念!

 

実は密かにJ:COMみやびじょんの取材も受けていました

 

 

あーる de 右京 その8 福富祥子(チェロ)2公演

福富祥子 ― チェロ・リサイタル ―

 

クリックすると拡大します!

「あーる de 右京」シリーズ恒例となった平日午後の気軽なミニコンサート。

今回は「人間の声に近い」と人気を誇る弦楽器チェロをお聴きいただきます。

そして、この日が「ホワイトデー」ということで、ママ&ベビー向け(午前)おとな向け(午後)の2公演を開催し、ミニプレゼントもご用意しています。

 

チェロの温かい音色に包まれるホワイトデーをお届けします。

 

●福富祥子

東京藝術大学大学院修了。ベルリン芸術大学修了、ドイツ国家演奏家資格を取得。ローマ国際室内楽コンクール第1位、ヨーロッパ国際音楽コンクールデュオ部門最高位。

九州交響楽団やシュガーホール・オーケストラとの共演等、ソロ・室内楽の分野で幅広く活動。またオランダ発祥の「理学療法に基づく演奏家のための身体法―ディスポキネシス」公認トレーナーとして教育活動にも力を注ぐ。

現在、東京芸術大学非常勤講師。

 

 


 

あーる de 右京 その8

福富祥子 ―チェロ・リサイタル(2公演) ―

 

2018年314日(水)

京都市右京ふれあい文化会館 ホール奥のホワイエ

11:00〜ほわほわコンサート(約30分)

★ママ&ベビーが主な対象のコンサートですが、どなたでもお聴きいただけます

15:00〜スイートホワイトコンサート(約40分)

★おとなのためのミニコンサート

入場無料(いずれも先着40名程度/ミニプレゼント付き)

 

♪J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲より

♪カサド:無伴奏チェロ組曲より

♪「となりのトトロ」より「さんぽ」

♪日本の歌  ほか

 

あーる de 右京って?

京都市右京ふれあい文化会館がお届けするミニコンサートやワークショップなどのアート・シリーズ。

地域のみなさんが「ふらり」と会館へよりみちして、短時間の「お試しサイズ」で芸術や文化に気軽に触れる時間をお届けします。

 

あーる de 右京の『あーる』は、フランス語で「Art=芸術」を意味し、直訳すると「右京の芸術」。

「京都市右京ふれあい文化会館で芸術を楽しもう」というよびかけと、「右京に行ったら、なんか楽しいことあるで!」と関西弁のつぶやきをかけています。

今後、不定期ですが様々なジャンルのイベントを始めていきます。

ぜひお立ち寄りください。

 

主催:京都市右京ふれあい文化会館(公益財団法人京都市音楽芸術文化振興財団)

   京都市

【レポート】 あーる de 右京 その8 『福富祥子(チェロ)』2公演(3/14)

京都市右京ふれあい文化会館の新しいアート・シリーズ、「あーる de 右京」

会館に気軽に来れるようにと、30分程度の短時間=「お試しサイズ」で、コンサートやワークショップなど芸術や文化に気軽に触れる時間をお届けするもので、8回目のイベントとして若手敏腕チェロ奏者の福富祥子さんのミニリサイタル2公演を開催しました。

 

あーる de 右京 その8

福富祥子(チェロ)

 

2018年314日(水)

11:00〜11:30 ほわほわコンサート=ママ&ベビー向け

15:00〜15:40 スイートホワイトコンサート=おとな向け

京都市右京ふれあい文化会館 ホール奥のホワイエ

●入場無料(先着40名程度)/ミニプレゼント付き

 

11時からの「ほわほわコンサート」は、乳幼児さんと一緒に気楽にママ&パパも楽しめるようにとお座布団を敷いた桟敷席を設けました。大きなガラス越しに差し込むあたたかな光のなか、ベビーたちもご機嫌。

福富さんご自身も男の子2人のママさんということで、子どもたちに注ぐ眼差しも優しいものでした。

豊かな残響の中チェロの音がすーっと伸びると、体がふんわり浮くような感じになり、こどもたちもしっかり集中して聴いていました。

今回のコンサートの司会を務めた当館館長の平家も実はチェロを弾くので、福富さんと相談して、3曲を一緒に演奏しました(*印)

楽器体験コーナーでは、ちびっこもチェロに触ってみました!

恥ずかしそうに舞台に上がってきたけれど、しっかりした手付きで弦を弾いていましたよ。

こどもたちが大好きなトトロの「さんぽ」を演奏すると、大きな声で元気よく一緒に歌ってくれてこちらもニッコリ。

おみやげに、マラカスやタンバリンなどのミニ楽器をプレゼントしました。

 

【ほわほわコンサート プログラム】

♪J. S. バッハ:無伴奏チェロ組曲第1番 BWV1007より メヌエット

♪リチャード・ロジャース:エーデルワイス*

♪カサド:無伴奏チェロ・ソナタより 第1楽章

〜【楽器体験コーナー】 チェロにさわってみよう〜

♪ペンデレツキ:カプリッチョ

♪オッフェンバック:6つのチェロ・デュオより アレグロ・モデラート*

♪久石譲:「となりのトトロ」より さんぽ*

 

*プライバシー保護のため画像の一部を加工しています。

 


 

15時から「スイートホワイトコンサート」として、おとな向けの時間。

大きなポスターを貼り出した直後からお問い合わせが相次ぎ、チェロという楽器の人気の高さを伺わせました。

コーラス練習帰りのマダムの皆さんやこのコンサートを楽しみに来られた方だけでなく、本当に「通りすがりなんです」という方もちらほら。

用意していた約40席はあっという間に埋まり、70名以上の方で大賑わい!

午前とプログラムはほぼ同じですが、福富さんの集中のベクトルがまた少し違っていて、キリリとした演奏を披露してくださいました。

午後も「楽器体験コーナー」があり、3名の方が舞台で挑戦しました。

皆さん初めてチェロを抱えて弓を手にしたにもかかわらず、しっかりとした音を出しておられて、館長の平家と「ブンブンブン」を一緒に演奏して大変喜んでもらいました。

バッハの和声に包まれる無伴奏チェロ組曲、人間の業を感じさせるカサド、特殊奏法が散りばめられたペンデレツキなどバラエティに富んだプログラムに、お客さまも大満足のご様子でした。

もちろん、この回でも平家がチェロを一緒に演奏。

会場からはあたたかい拍手が贈られていました。

このコンサートでも、ホワイトデーということでキャンディをプレゼント!

一粒で何度もおいしい一日となりました。

 

【スイートホワイトコンサート プログラム】

♪J. S. バッハ:無伴奏チェロ組曲第1番 BWV1007より メヌエット

♪オッフェンバック:6つのチェロ・デュオより アレグロ・モデラート*

♪リチャード・ロジャース:エーデルワイス*

♪カサド:無伴奏チェロ・ソナタより 第1楽章

〜【楽器体験コーナー】 チェロにさわってみよう 〜

♪ペンデレツキ:カプリッチョ

♪J. S. バッハ:無伴奏チェロ組曲第3番 BWV1009より サラバンド、ジーグ

 

この大きさが存在感を発揮! 

あたたかい春の日差しに包まれました

みなさんチェロに触るのは初めてなのに、とてもサマになっています!

これをキッカケにチェロを初めてみるのもいいですね。

『指揮者のお仕事!ハーモニーって?』

京都市交響楽団×京都市右京ふれあい文化会館 連携事業

京都市交響楽団指揮者による音楽ワークショップ

 

京都市交響楽団常任首席客演指揮者である下野竜也氏が、NEO吹奏楽団を指揮・指導する様子を地域の皆様にご鑑賞いただきます。

オーケストラの指揮者はどのように音楽づくりをするのか体感していただく公演です!

 

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指 揮:下野竜也[京都市交響楽団常任首席客演指揮者]

演 奏:NEO吹奏楽団[平成29年度当会館文化芸術活性化パートナー団体]

指導曲:「響け!ユーフォニアム」より 

 『プロヴァンスの風』『三日月の舞』(予定)

 


2018年322日(木)

19:00開場19:30開演/20:45終演予定

京都市右京ふれあい文化会館 ホール(全席自由)

入場無料(定員448名/要整理券/事前申込制)

 

整理券のお申込み方法/お一人様4枚まで

1 会館窓口でお受け取り

2 電話またはFAXでのお申込み

 (1)電話でお申込み TEL:075-822-3349

  お名前、参加人数、電話番号をお知らせください。

  会館窓口で整理券をお受け取りください。

 (2)FAXでお申込み FAX:075-822-3384

  お名前、参加人数、電話番号をお知らせください。

  参加の可否を折り返しFAXでお知らせいたします。

  その後、会館窓口で整理券をお受け取りください。

 

主催:公益財団法人京都市音楽芸術文化振興財団

   (京都市交響楽団・京都市右京ふれあい文化会館)

   京都市

 

【レポート】京響指揮者による音楽ワークショップ「指揮者のお仕事!ハーモニーって?」(3/22木)

京都市交響楽団と京都市右京ふれあい文化会館が連携して開催した「京都市交響楽団指揮者による音楽ワークショップ『指揮者のお仕事!ハーモニーって?』」(3/22木)は、当会館のパートナー団体として活動している社会人吹奏楽団のNEO吹奏楽団がモデルバンドとなり、京響常任首席客演指揮者の下野竜也さんの指導を受けるもの。

下野さんとNEO吹奏楽団は今日の舞台上が本当に「はじめまして」。

「では一度楽曲を演奏してみましょう。頭から!」

お互いにどんなことを語るのか探り合いながらの演奏が始まりました。

下野さんは「みなさん、この曲は好きですか?嫌いですか?なぜ好きですか?」「どんなイメージですか?」と次々に団員に問いかけます。

和やな会話かと思いきや、自称ドS(責めるの好き)な下野さんは、はっきりとした口調で次々に大切なことを語ってくださいました。

 

「あなたがこの曲を好きかどうかやタイトルがどうとかは、演奏するのには関係ありません。作曲家の楽譜(スコア)に全てが書かれています。ただし、その全てが記号などで表現されているとは限らないので、演奏者はまずはこの楽譜を読んで作曲家は何が言いたいのか、それを表現するためにはどう演奏するかを考える必要があります。」

「フォルテは音を大きく、ピアノは小さく、ではありません。」

「アンサンブルは思いやりです。音楽を次のパートに上手に受け渡す、はいどうぞと。他の楽器の音が聞こえないときはあなたの音が大き過ぎます。」

「演奏者が舞台上で吹いていて気持ち良いからといって、客席のお客さまが聴いて面白いとは限らない。吹奏楽の皆さんは吹きすぎです。音量を絞ってコンパクトに、はっきりと発音してください。」

 

NEOの皆さんもハッと気づいた顔つきで頭をフル回転させ、下野さんの言葉とタクトに食らいついていきます。

約70分間の指導のあと、仕上げとして2曲を通しで演奏したところ、冒頭とは全く違った、いきいきとした良い演奏に変わっていました。

短い指導時間でしたが、アマチュアの楽器愛好家にとっては貴重で有意義な時間となりました。

 

スクリーンで下野さんの表情も中継 「この楽譜に全て書かれています」

下野さんは小柄ですが舞台上では大きく見えます

 

最後に仕上げの演奏。最初と全然違う楽曲に聴こえるほど変わっていました!