「文化芸術による地域貢献プロジェクト」報告4
このプロジェクトは,“文化芸術”に興味を持つ京都橘大学の学生を募り,東部文化会館の取り組みや機能について知ってもらい,そして実際に,会館が行うイベントやアウトリーチ(音楽コンサート)の現場に参画する“体験型”の学修です。
そこで見たもの感じたことをベースに“文化芸術”の可能性や“課題”を見つけ,その課題解決の糸口になるような文化芸術の活用方法について,レポートを発表し,共有する,といったプロジェクトです。
≪会館自主事業実践講座≫
東部文化会館の自主事業である「コーラスフェスティバルin山科・醍醐」の実行委員会と、本番当日の現場体験を行いました。
10月15日(日)の実行委員会では、演奏会当日の役割確認や、貴重品の管理、災害時の対応など、本番に備えた会議が行われました。
<学生レポートより>
●「イベントの内容や当日の役割を決めるだけだと思っていましたが、地震やなど災害が起
きた場合の対応や、貴重品の管理など、決めることが沢山あると知りました。」
●「会議で疑問点があれば質問し、自分の意見をそれぞれが発言するなど、イベントに対し
て本気で取り組んでおられ、自分たちで作り上げている熱意を感じました。」
●「この本番の運営に私たちも携われるので、いいイベントになるといいなと思いまし
た。」
そして10日29日(日)の本番では、今回の「第13回コーラスフェスティバルin山科・醍醐」の開催趣旨、イベントの評価方法などを学修し、実際に受付回りやバックステージも体験しました。
<開催趣旨>
◎合唱文化の次世代継承
◎合唱を通じた地域の音楽文化の振興
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<イベントの評価>
【評価の考え方】
◎あらかじめ評価基準を明確にしておく
◎数字だけでなく、総合的評価をする
◎漠然とした印象だけでなく、客観的評価が必要
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舞台袖
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客席設置のサポート
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実際にフェスティバルの現場に参加し、主催者側と観客側の視点から学んだことや感じたことをまとめ、共有しました。
<学生レポートより>
●「舞台裏での動き方や、演奏中の客席の出入りなど、知らなかったコンサートマナーも知
ることができました。」
●「演奏会当日は台風が近づいてきていて、台風接近にともなう対応について事前の会議で
話していたことを思い出しました。」
●「スタッフ、司会者が連携し次の動きや流れの確認をしていて、イベントを成功させる
ために多くの人が動いていることがわかりました。」
●「イベントの趣旨の1つが“次世代継承”ということで、小学生や高校生も出演していて、
世代を越えた交流ができていると思いました。」