紫明小学校でアウトリーチ活動<第2弾>を実施しました。
紫明小学校でヴァイオリン&ピアノ演奏会!
<アウトリーチ活動>第十回を実施しました。
京都市北文化会館は、平成25年度から、芸術家の方々に地域の生活の場へ出向いて活動を行っていただくアウトリーチ活動を開始しました。
平成26年度秋の部の4日目。第10回は紫明小学校の音楽の授業です。
今日は一、ニ年生が対象です。ピアニストの田中亜古さん、ヴァイオリニストの中村公俊さんに訪問していただきました。
小学1、2年生56名の生徒たちが入ってきます。
まずモンティの「チャルダッシュ」をお二人で演奏。速くなり、遅くなるリズムの変化が面白い曲です。
「次はゆったりした『アヴェ・マリア』を演奏します。知っている人も多いと思います。」
中村先生が演奏しながら生徒たちの間を歩いて行くと、みんなびっくり!大喜び!
「ヴァイオリンは表が松、裏が楓の板で出来ています。中は空洞です。この弓で弦を擦って音を出します。弓は馬の尻尾の毛で出来ています。今日は子供の練習用楽器を何人かの人に弾いてもらいましょう。弾いてみたい人、手を挙げて!」
わあっ!と一斉に手が挙がります。時間の関係で五人に弾いてもらいました。
田中先生がお話をされます。
「私はすぐそばの元町小学校の卒業生です。家は紫明小学校の方が近いんですよ。今日は初めて紫明小学校に入りました。次は、みんなと先生と私たちで一緒に合奏をしようと思います。」
担任の先生も鈴で参加、ピアノも生徒と先生の連弾。総勢7名で「ミッキー・マウス・マーチ」を見事演奏しました。拍手喝采!
「では、ディズニー映画から何曲か演奏します。」
アラジンから「ア・ホール・ニュー・ワールド」、シンデレラから「ビビデ・バビデ・ブー」、そしてアナと雪の女王から「ありのままで」。みんなで大合唱になりました。
「次は「ドラえもん」。ただし古い方です。」
次は何とびっくり、「ゲラゲラポーのうた」。みんな大喜び、大きく手を振りながら歌います。
「質問のある方は聞いてください。」
「どうすればヴァイオリンは上手になりますか?」
「練習あるのみです。うまく弾けないところは千回練習するよ。算数や漢字の練習と同じです。」
「ギターとヴァイオリンは似ている気がするけど違うんですか?」
「弦を振動させて音を出すのは同じです。ギターの穴は丸いのに対し、ヴァイオリンはこんな穴ですね。中が空洞なのも同じですが、ヴァイオリンは表裏の板を魂柱という木で支えていますが、ギターにはありません。」
「先生はいつから何年くらいヴァイオリンを演奏されていますか?」
「3歳から始めました。今30歳ですから、30―3=何年間?」
「最後に葉加瀬太郎先輩の「情熱大陸」を演奏します。今日はありがとうございました。」田中先生から中村先生へ赤いカツラが渡され、大爆笑!
先生方、ありがとうございました。
京都市北文化会館の音楽の授業訪問、平成26年度の秋の部、半分が過ぎました。興味をお持ちの方は、どうぞお気軽に京都市北文化会館までお問合せください。
元町小学校でアウトリーチ活動<第2弾>を実施しました。
元町小学校でフルート&ピアノ演奏会!
<アウトリーチ活動>第九回を実施しました。
京都市北文化会館は、平成25年度から、芸術家の方々に地域の生活の場へ出向いて活動を行っていただくアウトリーチ活動を開始しました。
平成26年度秋の部の3日目。第9回は元町小学校の音楽の授業です。
今日は一、ニ、三年生が対象です。ピアニストの黒木俊美さん、フルーティストの小久見佳代さんに訪問していただきました。
小学1、2、3年生45名の生徒たちが入ってきます。
まずチャイコフスキーのバレエ音楽「くるみ割り人形」から『あし笛の踊り』をお二人で演奏。「ソフトバンクのCMで流れていますね。」
「次は日本むかしばなしメドレーです。4つのメロディーを続けて演奏します。何のおはなしの曲か当ててください。」
「浦島太郎」「うさぎとかめ」「花咲爺さん」「桃太郎」でした。
「今日はフルートの兄弟を持って来ました。一番小さいのがピッコロです。高い音が出せます。アルトフルートは低い音が出せます。そして、ほとんど登場しない楽器がバスフルートです。すごく低い音が出ます。」
(上)アルト(下)ソプラノ (上)ピッコロ(下)アルト バスフルート
「わあっ!大きい!」
「大きすぎて持てません(笑)。立てて吹きます。フルートオーケストラのような演奏会の時に出番があります。では、少しずつそれぞれの楽器の音色を聴いてください。」
ピッコロで「あし笛の踊り」、アルトフルートで「夕焼け小焼け」、バスフルートで「ぞうさん」を演奏。高い音、低い音の特徴がよくわかります。
「質問のある方はどうぞ。」
「フルートはいくつ穴がありますか?」
「数えてみましょう。16個です。人の指は十本ですね。このうちの九本の指で16の穴を押さえるんですよ。どうしましょう?一本の指で同時に二つの穴を押さえられるようになっているんです。」
「どうして低い音を出す楽器は大きいんですか?」
「音は何かが振るえて出るものです。ピアノでも木琴でも、振るえるものが大きいと音が低くなるんです。」
「では演奏を続けます。ピアノ独奏でショパンの「子犬のワルツ」を聴いてください。」
「続いてミュージカル「マイフェアレディ」から『踊りあかそう』を演奏します。クラシック音楽にない軽快なリズムで、思わず身体が動き出しそうになりますよ。」
「最後にミュージカル「サウンド・オブ・ミュージック」から『ドレミのうた』を演奏します。みなさんは歌ってくださいね。」
生徒たちの拍手にアンコールを演奏します。
「アナと雪の女王から「ありのままで」を演奏します。これも歌ってください。今日はありがとうございました。」 大合唱で締めくくりました。
先生方、ありがとうございました。
京都市北文化会館の音楽の授業訪問、平成26年度の秋の部のスタートです。興味をお持ちの方は、どうぞお気軽に京都市北文化会館までお問合せください。
鳳徳小学校でアウトリーチ活動<第3弾>を実施しました。
鳳徳小学校でヴァイオリン&ピアノ演奏会!
<アウトリーチ活動>第八回を実施しました。
京都市北文化会館は、平成25年度から、芸術家の方々に地域の生活の場へ出向いて活動を行っていただくアウトリーチ活動を開始しました。
平成26年度秋の部の2日目。第8回は鳳徳小学校の音楽の授業です。
今日は2年生が対象です。ピアニストの黒木俊美さん、ヴァイオリニストの橋本稔子さんに訪問していただきました。
小学2年生44名の生徒たちが入ってきます。
まずモーツァルトの「メヌエット」をお二人で演奏。
黒木先生が話されます。
「今日は様々な踊りの音楽を紹介したいと思います。短い時間ですが楽しんでくださいね。」
「まずクイズ形式で4つの音楽を聴いてください。そして黒板に貼った5つの国のどの国の音楽か当ててください。」
最初の曲は… ビゼーの「カルメン」から『ハバネラ』。スペインです。
二番目の曲は… ゴセックの「ガボット」。フランスです。
三番目の曲は… む〜らのちんじゅの神様の〜♪。「村祭り」。日本です。
四番目の曲は… 「ラ・クンパルシータ」。アンゼンチン・タンゴでした。
「楽器についての質問を受けましょう。」
「ヴァイオリンにある穴は何ですか?」
「ヴァイオリンは弦を弓で擦って出した音を、この穴から内部に響かせて大きくします。」
「ヴァイオリンの弓は何で出来ていますか?」
「これは馬の尻尾の毛なんですよ。」
「ピアノの白い鍵盤はいくつありますか?」
「うーん、全部で88鍵なんですが。じゃあ数えてみましょうね。黒鍵が36ということは、白鍵は52です。」
「今日は子供の練習用楽器を持って来ましたので、五人ほど代表で演奏に挑戦して見てください。」
「では演奏を続けます。ショパンの「子犬のワルツ」、バルトークの「ルーマニア舞曲」6曲の中から『ポルカ』と『急速な踊り』を聴いてください。」
「最後に「小さな世界」を演奏します。みなさんは歌ってくださいね。」
生徒たちの拍手にアンコール。
「アナと雪の女王から「ありのままで」を演奏します。これも大きな声で歌ってくださっていいですよ。今日はありがとうございました。」大合唱で締めくくりました。
先生方、ありがとうございました。
京都市北文化会館の音楽の授業訪問、平成26年度の秋の部のスタートです。興味をお持ちの方は、どうぞお気軽に京都市北文化会館までお問合せください。
介護老人福祉施設「がくさい」でアウトリーチ活動を実施しました。
介護老人保健施設「がくさい」で邦楽演奏会!
<アウトリーチ活動>を実施しました。
京都市北文化会館は、平成25年度から、芸術家の方々に地域の生活の場へ出向いて活動を行っていただくアウトリーチ活動を開始しました。
今回は鷹峯にある介護老人保健施設「がくさい」を、京都府立大学邦楽部のみなさんに訪問していただきました。
みなさんご存じ「上を向いて歩こう」を一緒に歌いました。
各曲解説付きで「ほたるこい」「浜千鳥」を演奏。
最後は古典筝曲の代表曲「六段の調べ」
入居者の方から手作りのつまようじ入れをいただきました!
京都府立大学邦楽部のみなさん、ご苦労様でした。
入居者のみなさまも温かい拍手や声をかけてくださり、ありがとうございました。
上賀茂小学校でアウトリーチ活動<第2弾>を実施しました。
上賀茂小学校でヴァイオリン&ピアノ演奏会!
<アウトリーチ活動>第七回を実施しました。
京都市北文化会館は、平成25年度から、芸術家の方々に地域の生活の場へ出向いて活動を行っていただくアウトリーチ活動を開始しました。
平成26年度秋の部が始まります。第7回は上賀茂小学校の音楽の授業です。
今日は5年生が対象です。ヴァイオリニストの山田園子さん、ピアニストの西村佳子さんに訪問していただきました。
小学5年生78名の生徒たちが入ってきます。
まずクライスラーの「美しきロスマリン」をお二人で演奏。
山田先生からお話が始まります。
「クライスラーは作曲家であり、著名なヴァイオリン奏者でもありました。『愛の喜び』『愛の悲しみ』など、多くの美しい曲を残しています。題名は知らなくても、テレビ番組などでよく使われていますので、メロディを知っている人は多いと思います。この曲はみなさん、聴いたことがありますか?」
チラホラと手が挙がります。
「この曲が一番良く使われるのは料理番組ですね。例えば、“フォアグラのソティーが出来ました”という場面で…。」一同、大爆笑です。
「クラシック音楽は、意外にテレビでよく使われています。耳に残っている曲が他にもあるかも知れませんね。」
「ヴァイオリンはイタリアで生まれた楽器です。みなさんはイタリアというと何を思い浮かべますか?」
「パスタ!」「ピザ!」という声が聞こえます。
「そうですね。おいしい料理がたくさんある国です。食べ物が豊かな国は、音楽も美術も素晴らしい作品を残しています。ダ・ヴィンチやミケランジェロもイタリア人です。」
「ヴァイオリンは、表が松、裏が楓で出来ています。中は空洞です。馬の尻尾の毛で出来た弓で弦を擦って音を出します。どこの国の馬の毛が一番良いかわかりますか?」
これは、生徒たちは分からないようです。
「モンゴルです。そう、スーホの白い馬ですね。この弓も白い毛でしょう。お話に出て来る馬頭琴がヴァイオリンの遠い祖先ではないか、と言われているんです。」
「ヴァイオリンとピアノの違いについて少しお話しましょう。ヴァイオリンは基本的に一度にひとつの音を出す単旋律楽器です。例えて言えばすうどんです。ピアノはご存知の通り、ピアノだけで立派な曲を演奏できる楽器ですね。ピアノとヴァイオリンが組み合わさって、てんぷらうどんのような豪華な音楽が出来上がるのです。」
「ヴァイオリンの特徴として、バッハ、ベートーヴェンから現代の作曲家まで、あらゆる作曲家がヴァイオリン曲を作曲しています。それだけ奥が深い楽器なんです。ピアノは楽器の王様、ヴァイオリンは楽器の女王様と私は呼んでいます。」
「さてお話はこれくらいにして、皆さんに実際にヴァイオリンを弾いてもらいましょう。」
「今日は五年生くらいの身長の生徒が弾く、四分の三の楽器を持って来ました。最小は十六分の一から始めるんですよ。」
「いかがでしたか。さて、今日はみなさんの先生に協力してもらって、合奏をしたいと思います。」
大塚先生が登場。山田先生に指導されて、二つの音を繰り返します。山田先生と西村先生が加わり、三人で葉加瀬太郎の「エトピリカ」を見事演奏しました。 大拍手!
「この辺で、質問のある方はどうぞ。」
「ヴァイオリンを作るのにどれくらいかかりますか。」
「ヴァイオリンの名職人の住む街にイタリアのクレモナという街があります。手作りですので、そこで注文して、約一年かかります。」
「弾いていて音がうるさくないですか。」
「正直うるさいです。耳を悪くする人もいますよ。」
「残り時間が少なくなりました。最後にモンティの「チャルダッシュ」を演奏します。早いリズムと遅いリズムが繰り返す楽しい曲です。」
生徒たちの拍手にアンコール。ゴセックの「ガボット」を演奏します。今日はありがとうございました。機会があれば、コンサートホールで生の演奏に触れてくださいね。」
先生方、ありがとうございました。
京都市北文化会館の音楽の授業訪問、平成26年度の秋の部のスタートです。興味をお持ちの方は、どうぞお気軽に京都市北文化会館までお問合せください。
11月16日(日)パートナーシップ事業 教育プログラム「親子でたのしむすいそうがく」を開催します。
平成26年度文化芸術活性化パートナーシップ事業
教育プログラム
吹奏楽団「雅」による
を開催いたします。
京都市北文化会館のパートナー団体であります吹奏楽団「雅」は、昨年度に引き続き、「聴いて」「感じて」「体験する」教育プログラムを開催いたします。
小さお子様から、あらゆる年齢の皆様にお楽しみいただける内容となっております。どうぞご家族、お友だちと連れ立ってご鑑賞ください。
1部 シンフォニックステージ
すいそうがくをきいてみよう♪
J.F.スーザ:美中の美
S.ライニキー:鷲の舞うところ
チャップリン・メドレー
「スマイル」「マンドリンセレナーデ」「ティティナ」
「テリーのテーマ」「ジス・イズ・マイ・ソング」
2部 アンサンブルステージ
すくない人数で演奏してみるよ!
クラリネット アンサンブル 「リトルマーメイド メドレー」
バリトン・テューバ アンサンブル 「ピタゴラスイッチ」
「名探偵コナン メインテーマ」
ごちゃまぜ アンサンブル 「Make Her Mine in Swing」
3部 企画ステージ
みんなが知っている曲やむかしなつかしい曲が出て来るよ♪
ドリフ大爆笑のテーマ
演歌オープニング メドレー
L.アンダーソン:シンコペイテッド・クロック
となりのトトロセレクション
情熱大陸コレクション ほか
楽器紹介や指揮者体験など、たのしいコーナーをいっぱい用意しております。
演 奏:吹奏楽団「雅」
指 揮:熊 崎 博 幸
日 時:平成26年11月16日(日)
13:30開場 14:00開演 16:00終演予定
※終演後に楽器体験が出来ます!お楽しみに!
会 場:京都市北文化会館 ホール
入場料:無料 定員405名
主 催:京都市北文化会館(公益財団法人京都市音楽芸術文化振興財団)・
京都市・吹奏楽団「雅」
みんなきてね〜!
まってるよ〜!!
KITABUN伝統芸能音楽会「京都の民謡とわらべうた」を開催しました。
平成26年8月31日(日)
KITABUN伝統芸能音楽会「京都の民謡とわらべうた」
を開催しました。
今回は「うた」に焦点を当て、ユニークな活動を続けている二つの合唱団に出演していただきました。
第1部は民謡合唱団篝の演奏です。
1970年の創立以来、京都府の民謡を採録し、合唱曲などに編曲して伝承と演奏に努めています。
太鼓囃子が豪快な「丹後浦島道中唄」で幕開け。
他に、女声合唱による「三つよせ手まり唄」、男声合唱による「丹波流酒造り唄」、
混声合唱による「茶摘み節」「美山の田草取り唄」を披露します。
第2部はみやこ・キッズ・ハーモニーの演奏です。
2006年から活動している児童合唱団で、幼稚園児から高校生まで、京都のわらべうたを中心に演奏活動をしています。今日は浴衣を着て登場です。
まずは、通り名の唄「丸竹夷」「一条戻り橋」。まりつき唄「四方の景色」。
夏のお祭りに因んだ「祇園祭のお札売り」「いんでこ大文字」。
お客様からは「なつかしいわあ〜」との声や、歌声が聞こえてきます。
「通りゃんせ」「かごめかごめ」、京都に特有の人当て遊び唄「京の大仏つぁん」では、遊びながら歌います。
↑当たったら、 ↑大はずれだと
<ようさいた、ようさいた>。 <とおい、とおい、一丁ほどとおい>。
とはやされます。
中はずれだと<どっこい、すべって橋の下>とはやすそうですが、中はずれと大はずれの違いはどこらへんなのでしょう?
左の人のポーズの真似をする「羅漢さんがそろたら」。早くすると盛り上がります。
鬼を決める歌「下駄かくし」。客席からの歌声が一層高まります。
指導されている伊東恵司先生の作詞・作曲による新作を披露します。
縄とび遊び唄「地下鉄烏丸線の歌」。他に、京都の名所をよみこんだ数え歌「ひいふうみいの歌」、京都の伝統的な年中行事を織り込んだ「京の暦歌」を披露しました。
第3部はふたたび民謡合唱団篝の演奏です。
丹後半島に伝わる宴会ソング「間人さわぎ」で賑やかに始まります。
女声独唱「嫁入り唄」と男声独唱「秋洗い唄」。
混声合唱による「天座の子守唄」(福知山市)「竹田の子守唄」(伏見区)、家の大黒柱を搗き固める祝い唄「石場搗き唄」を披露します。
アンコールとして、合同演奏「ふるさと」で締めくくりました。
今回は非常に大勢のお客様にお越しいただき、ありがとうございました。出演してくださった合唱団の方々も、非常に美しく楽しい歌声を披露していただき、ありがとうございました。重ねてお礼申し上げます。
パートナーシップ事業 無料公演「京都セシリア合唱団サマーフェスティバル」を開催しました。
平成26年度文化芸術活性化パートナーシップ事業 無料公演
京都セシリア合唱団「サマーフェスティバル〜合唱の魅力」
を開催しました。
最初はヴァイオリン独奏です。演奏者は京都市立堀川音楽高等学校出身で、今年東京藝術大学へ進んだ期待の新鋭、今岡秀輝さんです。
曲はバッハの無伴奏パルティータ第2番ニ短調より「シャコンヌ」。
次は葛西進先生の指揮による二つの合唱団です。
まず京都ミュージック・セシリア合唱団の演奏。
フォーレの「小ミサ」より“キリエ”
「遠くへ行きたい」「涙くんさよなら」「忘れな草をあなたに」「翼をください」「ピクニック」と続きます。
次は京都コール・アイ合唱団の演奏。
ペルゴレージの『スターバト・マーテル』より三曲、
「いろはうた」「平城山」「あいや節幻想曲」と続きます。
休憩を挟んで後半は、ソプラノ独唱とフルート独奏から始まります。
ソプラノ独唱は京都市立芸術大学の学生、石堂藍さん。曲はフォーレの「ネル」、マスカーニの「わずかな花を」、木下牧子の「ひばり」です。
フルート独奏は今井しょうこさん。曲はドップラーの「ハンガリー田園幻想曲」です。
いよいよ京都セシリア合唱団の登場です。
本日は、来たる9月5日に京都コンサートホールで披露するカール・オルフの「カルミナ・ブラーナ」より主に合唱曲を抜粋し、ピアノ伴奏で演奏します。
最後に、会場の皆様と「ふるさと」を歌って終了しました。
小さなお子様から年配の方まで、たくさんのお客様にお越しいただき、ありがとうございました。京都市北文化会館では、今後も魅力ある事業を企画してまいります。どうぞよろしくお願い申し上げます。
第5回KITABUN学生ミュージックフェスティバルを開催しました。
平成26年7月12日(土)
第5回KITABUN学生ミュージックフェスティバル
を開催しました。
第5回目となる今回は、最多の9団体が出演、いずれも素晴らしい音楽を奏でてくれました。
オープニングは立命館大学応援団吹奏楽部。
コンサートマーチ「青葉の街で」、エルガーバリエーション、サーカスマーチ「バーナムとベイリーのお気に入り」の三曲を演奏。
54名の大編成により、ジメジメした京都の夏を吹き飛ばす華やかな演奏を披露しました。
「部員は総勢101名です。とにかくエネルギーのあるクラブで、個性豊かなメンバーが揃っています。」
次は京都府立大学邦楽部。現代邦楽曲「ケンタウロスの矢」に続き、「こどもの曲メドレー」を演奏します。
「ピタゴラスイッチ」「ミッキーマウスマーチ」「北風小僧の寒太郎」「だんご三兄弟」「となりのトトロ」のメドレー。特に「ゲゲゲの鬼太郎」のテーマソングには場内に笑いが巻き起こりました。邦楽にピッタリでしたね。
「編曲はどうされているのですか?」
「部員が編曲をしています。出すのが難しい音もありますが、何とかやります。」
次は立命館大学クラシックギタークラブと立命館大学交響楽団です。
今日はそれぞれの演奏の後に、初のコラボレーションを披露しました。
「タンゴ・アン・スカイ」 「ロンドンデリーの歌」 「そのあくる日」
うっとりする、美しいギター独奏でした。
弦楽四重奏による、アニメーション映画「ハウルの動く城」より『世界の約束』『人生のメリーゴーランド』。
木管五重奏による、ディズニー映画「アラジン」より『A Whole New World』、「美女と野獣」より『Beauty and the Beast』。
コラボレーションは、まずモーリス・ラヴェル作曲「亡き王女のためのパヴァーヌ」。優雅で美しいメロディーです。
続いて奏者を変えてフランク・ミルズ作曲「スパニッシュ・コーヒー」。ラテンのリズムが歯切れ良い曲です。ちなみにこのタイトルはスペインのコーヒーという意味ではなく、カクテルの名前です。
客席からは大きな拍手が送られました。
「コラボレーションはいかがでしたか?」
交響楽団「ふだんなじみのない曲に触れることが出来て、いい経験になりました。」
クラシックギタークラブ「難しいことも多々ありましたが、良かったです!」
次は毎年参加してくれる京都大学リコーダー同好会。
「ピタゴラスイッチ」「So fahr ich hin」「上を向いて歩こう」「コンドルは飛んで行く」「となりのトトロ」を演奏。
「So fahr ich hin」とは<かくして我天に昇り行く>という深い意味ながら、非常に美しいメロディーを持つ曲でした。
四種類のリコーダーについての説明をしてくれます。
ソプラノ アルト テナー バス
「リコーダーは小学生からのつきあいですが、非常に奥の深い楽器です。」
休憩をはさんで後半。最初は京都女子大学女声合唱団。「校歌」に続き、「鳥の宅配便屋さん」「椿」「いつかのわたし」「ぜんぶ」。澄みきった美しい女声のハーモニーに客席は陶然とします。
「最後に、感謝の気持ちをこめて、『ありがとう』を歌います。」
次は京都嵯峨芸術大学箏曲の会。
アニメーション映画「天空の城ラピュタ」より『君をのせて』と、日本の名曲「さくらさくら」の現代版アレンジ『さくら21』。
「ゆかた姿がいいですね。」
「演奏会は和服です。夏はゆかた、春秋は着物を着て演奏します。」
次は京都府立大学ギターマンドリンクラブ。
「銀河鉄道999」「Summer」、アニメーション映画「千と千尋の神隠し」より『いのちの名前』。
お馴染みの曲の、マンドリンオーケストラバージョン。新鮮な演奏に客席から大きな拍手が送られました。
マンドリン マンドラ マンドセロ クラシックギター
「マンドリンはすぐ演奏出来るようになります。部員はみな大学からマンドリンを始めた初心者です。」
最後を飾るのは京都橘大学和太鼓部。
演奏するのは「黎明」と「三宅木遣太鼓」。一糸乱れぬ、大迫力の演奏です」。
「女性が多いですね」
「男性は私一人なんですよ。」
「私は台湾からの留学生です。日本の伝統音楽を体験することが出来、やり甲斐があります。台湾にはこのような楽器はありません。」
今回は非常に大勢のお客様にお越しいただき、ありがとうございました。出演してくださった学生の皆さんも、非常にレベルの高い演奏を披露していただき、ありがとうございました。重ねてお礼申し上げます。
鳳徳小学校でアウトリーチ活動<第2弾>を実施しました。
鳳徳小学校でフルート&クラリネット&ピアノ演奏会!
<アウトリーチ活動>第六回を実施しました。
京都市北文化会館は、平成25年度から、芸術家の方々に地域の生活の場へ出向いて活動を行っていただくアウトリーチ活動を開始しました。
平成26年度の第6回は鳳徳小学校の音楽の授業です。
今年度二度目の鳳徳小学校。今日は三年生が対象です。フルーティストの石田眞由美さん、クラリネットの安田亜佑美さん、ピアニストの小西瑛里子さんに訪問していただきました。
小学3年生52名の生徒たちが入ってきます。
石田先生からご挨拶。
「今年も訪問することが出来て大変うれしく思っています。昨年はヴァイオリンを聴かれたそうですが、今日は、フルート、クラリネット、ピアノのアンサンブルを楽しんでくださいね。」
「みんな、スタジオジブリの映画は大好きですね。まず『魔女の宅急便』から『海の見える街』をクラリネットとフルートで演奏しますので、聴いてください。」
「次に『もののけ姫』を、クラリネットとピアノで演奏します。」
「最後は『千と千尋の神隠し』から『いつも何度でも』を、フルートとピアノで演奏します。」
すごい!きれい!の声があがります。
「どうでしたか。3つの楽器の様々な組み合わせ、どんな風に感じましたか?」
石田先生がフルートのお話をされます。
「今はフルートは金や銀で出来ていますが、本来は木製でした。皆さんのリコーダーも同じく木製で、リコーダーもフルートと呼ばれていたのです。やがて横笛をフルートと呼ぶようになり、たくさんのキーがつくなどの改良がなされて、今の姿になりました。フルートの音色の特徴がよく表れている、ステックメストの「『歌の翼』による幻想曲」を聴いてください。」
次に安田先生がクラリネットのお話をされます。
「クラリネットは今でも木で出来ています。音域が広く、暖かい音、力強い音、優しい音、色々な音が出せるのが魅力ですね。ではこれから、クラリネットポルカを演奏します。楽しい雰囲気を味わってください。」
小西先生は鳳徳小学校の卒業生。三年生の頃の想い出を語ってくださいました。
「『キャプテン翼』というアニメが大流行して、サッカーが大好きな子供でした。学校の少年サッカークラブに入ったんですが、女子は私一人。抜群な才能があるわけでもなく、一年でやめました。ピアノはずっと続けることが出来て、今に至っています。皆さんも、何でもいいですから、大人になっても続けて行ける夢を持ってくれたらいいな、と思います。」
「今日は三年生の時の写真を持って来ました。出入口のところで写したものですが、今と同じ校舎ですね。」
うわーッ、すごい!と写真を見て驚く生徒たち。
「ピアノを習っている人はいますか?たくさんいますね。ブルグミュラーを練習していますか?いますね。私はこの中の「アラベスク」という曲が大好きでしたので、その頃の事を想い出しながら演奏したいと思います。」
「では、次は動物当てクイズです。小西先生がピアノで、サン=サーンスという人の作曲した『動物の謝肉祭』から、動物の特徴を表した曲を3曲弾きます。その動物の名前を当ててください。」
最初の曲は…重々しい感じ。 「ぞう」「きりん」「ゴリラ」「かば」正解は「かめ」。
二番目の曲は…ヒントは鳥。 「にわとり」「きつつき」「フラミンゴ」正解は「かっこう」。
三番目の曲は…低音が響きます。 「ぞう」 これだけ一発で正解でしたね。
「フルートで動物の細かい動きを表した曲があります。リムスキー=コルサコフの『くまんばちの飛行』を聴いてください。」
「時間があっという間に過ぎましたね。最後に三人でディズニー映画の『美女と野獣』を演奏します。」生徒たちからため息のもれる、美しい演奏でした。
先生方、ありがとうございました。
京都市北文化会館の音楽の授業訪問、平成26年度の春の部は今日で終わりです。秋に低学年の生徒たちを対象に実施いたします。興味をお持ちの方は、どうぞお気軽に京都市北文化会館までお問合せください。
上賀茂小学校でアウトリーチ活動を実施しました。
上賀茂小学校でピアノ&ソプラノ&フルート演奏会!
<アウトリーチ活動>第五回を実施しました。
京都市北文化会館は、平成25年度から、芸術家の方々に地域の生活の場へ出向いて活動を行っていただくアウトリーチ活動を開始しました。
平成26年度の第5回は上賀茂小学校の音楽の授業です。
今年の2月に一度だけ訪問した上賀茂小学校。今日は四年生が対象です。ピアニストの黒木俊美さん、ソプラノの松下由紀さん、フルーティストの藤井陽子さんに訪問していただきました。
小学4年生102名の生徒たちが入ってきます。
まず黒木さんからご挨拶。
「私はこの学校で育ちました。皆さんと同じように勉強をしたり、プールに入ったり、給食を食べたりして、卒業しました。今日は、普段は皆さんがCDやDVDで聴いている音楽を、生で聴いていただくために久しぶりに母校へ来ました。今日の演奏を聴いて、皆さんが少しでも音楽を好きになってくださればうれしいです。」
今日は、みんな音楽の教科書を持ってきています。
「バッハの『メヌエット』と、『ラヴァーズ・コンチェルト』は同じ曲なんです。三拍子と四拍子の違いを感じながら聴いてください。」
藤井さんがフルートのお話をされます。
「フルートは金や銀やプラチナで出来ています。フルートは笛という意味で、皆さんのリコーダーもフルートなんです。私は小学生の頃はリコーダーが大好きでした。フルートと出会って、今はフルート専門です。リコーダーとの大きな違いは、吹き口です。リコーダーのように全部の息が入らず、半分は出てしまいます。でも出ていく息もないと音は出ないんです。ですから、音を出すまでが大変です。ではゴセックの『ガボット』を聴いてください。」
フルートの音を出すのに挑戦!
次に松下さんが歌のお話をされます。
「声の特徴は何でしょう。声帯という体の一部を使って出すことです。声帯はお店では売っていません。ですから、声は一人一人違います。よくお父さんお母さんと声が似ている、と言われる人はいませんか?声も、親子や兄弟で似て来るんです。ではこれから、夏の歌メドレーを歌います。メドレーって分かりますね。次々にメロディーが出て来ます。いくつの歌が出て来るか、当ててください。では、歌います。」
「さて、いくつでしたか?」
「9!」「10!」「11!」
「正解は11です。ひとつだけ、ピアノのみの曲があったんです。キラキラ星です。ですので、歌だけなら10でも正解かな。ちなみに、曲名を言いますと、茶摘み、夏は来ぬ、かもめの水兵さん、とんぼのめがね、七夕様、お星様、海、われは海の子、砂山、椰子の実でした。」
「ではこの辺で質問を受けましょう。」
「さっき、フルートは出ていく息がないと音がでないと言われましたが、どうして外へ出ていく息が必要なんですか?」
「それはフルートのしくみについての本質的な質問ですね。フルートは、吹き口に音の鳴るポイントがあり、そこへうまく息をあてるために、外側と内側の両方に息がいくように吹いています。このようなしくみで音が鳴る楽器を<エアリード>楽器と言います。」
「きれいな声を出すにはどうすればいいですか?」
「ここ(音楽室の壁の貼り紙)にも書いてありますね。まゆを上げて、目はぱっちり、口は大きく。きれいな声を出そう、という気持ちも大切です。この人の声が好き、という歌手の真似をすることも有効ですよ。本を読む時も同じですね。」
「ではまた教科書の「サウンド・オブ・ミュージック」に戻りたいと思います。まずは『エーデルワイス』と『すべての山に登れ』を歌います。歌える人は一緒に歌ってください。」
「次に『ドレミの歌』をみんなで歌いましょう。」
生徒たちも元気よく、大合唱になりました。
「アンコールに『花は咲く』を演奏します。今日は静かに鑑賞してくれて、本当にありがとうございました。」
先生方、ありがとうございました。
京都市北文化会館の音楽の授業訪問、平成26年度の春の部も5回目を終えました。興味をお持ちの方は、どうぞお気軽に京都市北文化会館までお問合せください。
鳳徳小学校でアウトリーチ活動を実施しました。
鳳徳小学校でマンドリン&ギター演奏会!
<アウトリーチ活動>第四回を実施しました。
京都市北文化会館は、平成25年度から、芸術家の方々に地域の生活の場へ出向いて活動を行っていただくアウトリーチ活動を開始しました。
平成26年度の第4回は鳳徳小学校の音楽の授業です。
昨年も訪問した鳳徳小学校。今日は四年生が対象です。今回登場する楽器はマンドリンです。マンドリニストの松本千穂さんとギタリストの加藤信一さんに訪問していただきました。
小学四年生31名の生徒たちが入ってきます。
最初は、イタリア民謡「オー・ソレ・ミオ(私の太陽)」です。
松本さんがお話をされます。
「マンドリンはイタリアの南部、ナポリ地方で生まれた楽器です。ナポリ民謡によく使われます。ピックという爪のようなもので弦をはじいて音を出します。細かく弾くトレモロ奏法が特徴です。では続いてイタリア民謡『さらばナポリ』『ラ・パロマ』『サンタルチア』を聴いてください。」
陽気で明るい音色が、梅雨の晴間の青空によく似合います。
「今日は皆さんにもマンドリンを弾いてもらいましょう。」
やったぜ!という声が上がります。
「指をこのようにして、ピックを持って。弦をはじいてみてください。」
まず姿勢が難しそう。はじく位置も試行錯誤ですが、
一生懸命音を出す生徒たち。
松本先生の指導で、それぞれの音を出せるようになります。
「では、質問のある方は訊いてください。」
「先生はいつマンドリンを始められたのですか?」
「中学生からです。大人になってからでも十分始められる楽器ですよ。」
「どうしてそのような形をしているのですか?」
「ココナッツみたい、といった人がいましたね。マンドリンは表が松、裏がかえでの板で出来ています。ヴァイオリンと同じです。でも音がヴァイオリンより小さいので、空洞をより大きくする必要があり、このような形になりました。」
「先っぽに人の顔があるのは何ですか?」
「これは飾りです。私の楽器は1918年製です。中に書いてありますね。女神の彫刻や、貝で出来た模様などの非常に美しい装飾が施されています。」
「では最後に、『大きな古時計』と『となりのトトロ』を演奏します。みなさん一緒に歌ってくださいね。」
先生方、ありがとうございました。
京都市北文化会館の音楽の授業訪問、平成26年度の第4回、いかがでしたか。興味をお持ちの方は、どうぞお気軽に京都市北文化会館までお問合せください。
元町小学校でアウトリーチ活動を実施しました。
元町小学校でヴァイオリン&ピアノ演奏会!
<アウトリーチ活動>第三回を実施しました。
京都市北文化会館は、平成25年度から、芸術家の方々に地域の生活の場へ出向いて活動を行っていただくアウトリーチ活動を開始しました。
平成26年度の第3回は元町小学校の音楽の授業です。
昨年も訪問した元町小学校。四年生と唯一実施できなかった現五年生が対象です。今回はヴァイオリニストの山田園子さんとピアニストの西村佳子さんに訪問していただきました。
小学4、5年生34名の生徒たちが入ってきます。
最初は、マスネーの「タイスの瞑想曲」。ゆったりとした名曲です。
山田さんがお話をされます。
「ヴァイオリンはどこの国で生まれた楽器かわかりますか?音色から想像してみてください。」
「イギリス!」「イラン!」おやぁ?「イタリア!」正解です。
「皆さんはイタリアというと何を思い浮かべますか?」
「ワイン!」「ピザ!」「パスタ!」
「そうですね。皆さん、美味しい食べ物を挙げてくれましたが、食べ物が美味しい国は音楽も美術も盛んなんですよ。明るくのどかな雰囲気がヴァイオリンを生みました。」
「ヴァイオリンの説明をします。表板は松、裏板は楓の木で出来ています。弦は今ではスチール製ですが、本来は羊の腸から作られていました。弓は馬のしっぽの毛で出来ています。どこの国の馬か分かりますか?モンゴルなんです。教科書に出て来る『スーホの白い馬』のとおり、白い毛です。」
「ヴァイオリンは弦楽器の仲間です。基本的には単音の楽器です。それに対してピアノは両手で十の音も出せる楽器です。ヴァイオリンだけでも演奏できますが、なんとなく寂しいですね。例えれば、<すうどん>のようなものです。ピアノと一緒に弾くことで、<天ぷらうどん>のような、厚みのある音楽になります。ピアノはもちろんひとりで演奏会が出来る楽器です。」
「皆さんお値段に興味があるでしょう。ヴァイオリンは最も高いもので5億円です。その弓は5千万円。ピアノよりはるかに高価です。ですから、ピアノは楽器の王様、ヴァイオリンは楽器の女王様と言われています。この優美な形も女性を連想させますでしょう。」
へぇーっとうなずく生徒たち。
「ピアノは最初から大人と同じ楽器で練習しますが、ヴァイオリンは習う時の身長に合わせて、1/16、1/10、1/8、1/4、1/2、3/4と変わります。今日は3/4ヴァイオリンを持って来ましたので、皆さんにもヴァイオリンを弾いてもらいましょう。」
わーっ!という歓声が上がります。
四年生からスタート。ギーッという音を出すと「しずかちゃんだ!」の大合唱!前の人が指導を受けているのを見ているうちに、だんだん上手になっていきます。五年生はかなり上手かな。
「先生も弾いて!」の声に堂々登場!さて、音は… 期待が大き過ぎたかな?
「このへんで質問コーナーにしましょう。」
「先生方はいつから一緒に演奏されていますか?」
「もう忘れたくらい前から(笑)。息のあった演奏をするには、心から信頼出来るパートナーが必要ですね。」
「はじめて演奏された曲は何ですか?」
「私は小学校からヴァイオリンを始めたのですが、練習でキラキラ星を演奏しましたね。西村先生は4歳からピアノを始めておられますよ。」
「最後に、色々な奏法が使われるモンティの『チャルダッシュ』を演奏します。最後まで静かに聴いてくれて、ありがとうございました。」
「アンコールにゴセックの『ガボット』を演奏します。」
先生方、本当にありがとうございました。
京都市北文化会館の音楽の授業訪問、平成26年度のスタート、いかがでしたか。興味をお持ちの方は、どうぞお気軽に京都市北文化会館までお問合せください。
紫明小学校でアウトリーチ活動を実施しました。
紫明小学校でピアノ&ソプラノ&クラリネット演奏会!
<アウトリーチ活動>第二回を実施しました。
京都市北文化会館は、平成25年度から、芸術家の方々に地域の生活の場へ出向いて活動を行っていただくアウトリーチ活動を開始しました。
平成26年度の第2回は紫明小学校の音楽の授業です。
昨年も訪問した地元紫明小学校。再訪問を大歓迎してくれました。今回はピアニストの植村照さん、ソプラノの斎藤景(ひかり)さん、クラリネットの北口由美さん、初めてのトリオでの訪問です。
小学3、4年生78名の生徒たちが入ってきます。
最初は三人で、シュポアの「7つのドイツの歌」より。ソプラノが少女の歌を、クラリネットが小鳥の声を表現しています。
斎藤さんがお話をされます。
「歌を歌う音楽を『声楽』と言います。<声>を<楽しむ>と書きます。この漢字はもう習われましたか?」
「はーい」の声。
「声楽にとって一番大事なことは呼吸です。呼吸には胸式と腹式がありますが、歌には腹式呼吸が欠かせません。長く吸って長く吐くことによって、長く歌うことが出来るからです。40秒間息を吐き続けることもあります。ちょっと練習してみましょうか。お誕生日を思い浮かべてください。ろうそくをフーッと消す感じで息を吐きます。」
「腹式呼吸は日常生活でもとっても役立つんですよ。参観日に、お父さんお母さんの前で、はっきりと大きな声で発表する時、試してみてください。」
「では、ミュージカル『サウンド・オブ・ミュージック』から、『ドレミの歌』『エーデルワイス』を歌います。歌える人は一緒に歌ってください。」
「次に日本の歌で『富士山』を歌います。」
次に北口さんがクラリネット・ポルカを演奏されます。
「ポルカは踊りの曲です。思わず体を動かしたくなる、陽気で明るい曲ですね。クラリネットはヨーロッパの伝統的な楽器で、グラナディラというアフリカにある木で出来ています。植物の葦から作るリードと呼ばれる部品を震わせて音を出します。あたたかく、やわらかい音でしょう。キーが非常に多く、低い音から高い音まで演奏出来ますし、速く演奏することも出来ます。」
北口さんは何気なくスーパーマリオブラザースの音楽を演奏されます。
「皆さんのよく知っている『クラリネットこわしちゃった』を6つの変奏で演奏してみましょう。変奏曲というのは、兄弟のように、似ているけど少しずつ違う曲のことです。」
ワルツ風、ジャズ風、コメディ風、いろいろな変奏を披露されます。
最後に植村さんがピアノについてお話されます。
「ピアノは重くて持ち運び出来ません。低い音から高い音まで、一番多くの音を、しかも同時に多くの音を出すことの出来る楽器です。ピアノを習っている人も多いでしょう。」
「このへんで質問のある人は、答えますよ。」
「クラリネットはどのくらいの音を出せますか?」
「やってみましょう。4オクターブ出ますね。」「すごい!」
「一番大きいクラリネットはどのくらいありますか?」
「コントラバスクラリネットと言って、この楽器の2倍くらいの長さで、途中で曲がっています。」
「最後に、皆さんがとってもよく知っている曲を演奏します。オッフェンバックの『天国と地獄』序曲です。そう、運動会で流れる曲です。今日は、紙芝居を見ながら聴いてください。」
「アンコールに三人で『アナと雪の女王』を演奏します。」
生徒たちも一緒に大合唱になりました。
先生方、本当にありがとうございました。
京都市北文化会館の音楽の授業訪問、平成26年度の第2回、いかがでしたか。興味をお持ちの方は、どうぞお気軽に京都市北文化会館までお問合せください。
第5回学生ミュージックフェスティバル(7月12日)の曲目が決まりました!
第5回KITABUN学生ミュージックフェスティバル
平成26年7月12日(土) 12:30開場 京都市北文化会館
曲目が決定いたしました!
出演時間と曲目は下記のとおりです。バラエティに富んだ音楽の数々。
ご期待ください!
1.13:00〜13:20 立命館大学応援団吹奏楽部
コンサートマーチ「青葉の街で」 曲:小林武夫 エルガー・ヴァリエーション 曲:マーティン・エレビー サーカス・マーチ「バーナムとベイリーのお気に入り」 曲:カール・キング 2.13:25〜13:45 京都府立大学邦楽部
ケンタウロスの矢 曲:水川寿也 こどもの曲メドレー (ピタゴラスイッチ、ゲゲゲの鬼太郎、だんご三兄弟など) 3.13:50〜14:30 立命館大学クラシックギタークラブ&
立命館大学交響楽団
タンゴ・アン・スカイ 曲:ローラン・ディアンス(ギターソロ) Londonderry Air イングランド民謡(ギターソロ) そのあくる日 曲:レイ・ゲーラ(ギターソロ) 人生のメリーゴーランド 曲:久石譲(弦楽四重奏) 世界の約束 曲:久石譲(弦楽四重奏) A Whole New World 曲:アラン・メンケン(木管五重奏) 美女と野獣 曲:アラン・メンケン(木管五重奏) 亡き王女のためのパヴァーヌ 曲:モーリス・ラヴェル(ギター&管弦楽) スパニッシュコーヒー 曲:フランク・ミルズ(ギター&管弦楽) ギター&管弦楽、本日のためのスペシャル・コラボレーションです!
4.14:35〜14:55 京都大学リコーダー同好会
ピタゴラスイッチ So fahr ich hin 曲:ハインリッヒ・シュッツ 上を向いて歩こう 曲:中村八大 コンドルは飛んで行く ペルー民謡 となりのトトロ 曲:久石譲 <休憩15分>
5.15:10〜15:30 京都女子大学女声合唱団
校歌 詩:野田仁一 曲:山田耕筰 鳥の宅配便屋さん 詩:星野冨弘 曲:なかにしあかね 椿 詩:星野冨弘 曲:なかにしあかね いつかのわたし 詩:さくらももこ 曲:相澤直人 ぜんぶ 詩:さくらももこ 曲:相澤直人 ありがとう 詩:高田敏子 曲:中田喜直 6.15:35〜15:50 京都嵯峨芸術大学箏曲の会
君をのせて 曲:久石譲 さくら21 7.15:55〜16:15 京都府立大学ギターマンドリンクラブ
銀河鉄道999 曲:タケカワユキヒデ Summer 曲:久石譲 いのちの名前 曲:久石譲 8.16:15〜16:35 京都橘大学和太鼓部
黎明 三宅木遣太鼓 アコーステイック音楽が全員集合!あなたの好きな音楽がきっとあります。合間にはとびきり楽しいインタビューも満載です。
お時間のある方は是非最初から最後まで、お時間のない方も、お好きな音楽をお楽しみください。