上賀茂小学校でアウトリーチ活動を実施しました。
上賀茂小学校でピアノ&ソプラノ&フルート演奏会!
<アウトリーチ活動>第五回を実施しました。
京都市北文化会館は、平成25年度から、芸術家の方々に地域の生活の場へ出向いて活動を行っていただくアウトリーチ活動を開始しました。
平成26年度の第5回は上賀茂小学校の音楽の授業です。
今年の2月に一度だけ訪問した上賀茂小学校。今日は四年生が対象です。ピアニストの黒木俊美さん、ソプラノの松下由紀さん、フルーティストの藤井陽子さんに訪問していただきました。
小学4年生102名の生徒たちが入ってきます。
まず黒木さんからご挨拶。
「私はこの学校で育ちました。皆さんと同じように勉強をしたり、プールに入ったり、給食を食べたりして、卒業しました。今日は、普段は皆さんがCDやDVDで聴いている音楽を、生で聴いていただくために久しぶりに母校へ来ました。今日の演奏を聴いて、皆さんが少しでも音楽を好きになってくださればうれしいです。」
今日は、みんな音楽の教科書を持ってきています。
「バッハの『メヌエット』と、『ラヴァーズ・コンチェルト』は同じ曲なんです。三拍子と四拍子の違いを感じながら聴いてください。」
藤井さんがフルートのお話をされます。
「フルートは金や銀やプラチナで出来ています。フルートは笛という意味で、皆さんのリコーダーもフルートなんです。私は小学生の頃はリコーダーが大好きでした。フルートと出会って、今はフルート専門です。リコーダーとの大きな違いは、吹き口です。リコーダーのように全部の息が入らず、半分は出てしまいます。でも出ていく息もないと音は出ないんです。ですから、音を出すまでが大変です。ではゴセックの『ガボット』を聴いてください。」
フルートの音を出すのに挑戦!
次に松下さんが歌のお話をされます。
「声の特徴は何でしょう。声帯という体の一部を使って出すことです。声帯はお店では売っていません。ですから、声は一人一人違います。よくお父さんお母さんと声が似ている、と言われる人はいませんか?声も、親子や兄弟で似て来るんです。ではこれから、夏の歌メドレーを歌います。メドレーって分かりますね。次々にメロディーが出て来ます。いくつの歌が出て来るか、当ててください。では、歌います。」
「さて、いくつでしたか?」
「9!」「10!」「11!」
「正解は11です。ひとつだけ、ピアノのみの曲があったんです。キラキラ星です。ですので、歌だけなら10でも正解かな。ちなみに、曲名を言いますと、茶摘み、夏は来ぬ、かもめの水兵さん、とんぼのめがね、七夕様、お星様、海、われは海の子、砂山、椰子の実でした。」
「ではこの辺で質問を受けましょう。」
「さっき、フルートは出ていく息がないと音がでないと言われましたが、どうして外へ出ていく息が必要なんですか?」
「それはフルートのしくみについての本質的な質問ですね。フルートは、吹き口に音の鳴るポイントがあり、そこへうまく息をあてるために、外側と内側の両方に息がいくように吹いています。このようなしくみで音が鳴る楽器を<エアリード>楽器と言います。」
「きれいな声を出すにはどうすればいいですか?」
「ここ(音楽室の壁の貼り紙)にも書いてありますね。まゆを上げて、目はぱっちり、口は大きく。きれいな声を出そう、という気持ちも大切です。この人の声が好き、という歌手の真似をすることも有効ですよ。本を読む時も同じですね。」
「ではまた教科書の「サウンド・オブ・ミュージック」に戻りたいと思います。まずは『エーデルワイス』と『すべての山に登れ』を歌います。歌える人は一緒に歌ってください。」
「次に『ドレミの歌』をみんなで歌いましょう。」
生徒たちも元気よく、大合唱になりました。
「アンコールに『花は咲く』を演奏します。今日は静かに鑑賞してくれて、本当にありがとうございました。」
先生方、ありがとうございました。
京都市北文化会館の音楽の授業訪問、平成26年度の春の部も5回目を終えました。興味をお持ちの方は、どうぞお気軽に京都市北文化会館までお問合せください。
鳳徳小学校でアウトリーチ活動を実施しました。
鳳徳小学校でマンドリン&ギター演奏会!
<アウトリーチ活動>第四回を実施しました。
京都市北文化会館は、平成25年度から、芸術家の方々に地域の生活の場へ出向いて活動を行っていただくアウトリーチ活動を開始しました。
平成26年度の第4回は鳳徳小学校の音楽の授業です。
昨年も訪問した鳳徳小学校。今日は四年生が対象です。今回登場する楽器はマンドリンです。マンドリニストの松本千穂さんとギタリストの加藤信一さんに訪問していただきました。
小学四年生31名の生徒たちが入ってきます。
最初は、イタリア民謡「オー・ソレ・ミオ(私の太陽)」です。
松本さんがお話をされます。
「マンドリンはイタリアの南部、ナポリ地方で生まれた楽器です。ナポリ民謡によく使われます。ピックという爪のようなもので弦をはじいて音を出します。細かく弾くトレモロ奏法が特徴です。では続いてイタリア民謡『さらばナポリ』『ラ・パロマ』『サンタルチア』を聴いてください。」
陽気で明るい音色が、梅雨の晴間の青空によく似合います。
「今日は皆さんにもマンドリンを弾いてもらいましょう。」
やったぜ!という声が上がります。
「指をこのようにして、ピックを持って。弦をはじいてみてください。」
まず姿勢が難しそう。はじく位置も試行錯誤ですが、
一生懸命音を出す生徒たち。
松本先生の指導で、それぞれの音を出せるようになります。
「では、質問のある方は訊いてください。」
「先生はいつマンドリンを始められたのですか?」
「中学生からです。大人になってからでも十分始められる楽器ですよ。」
「どうしてそのような形をしているのですか?」
「ココナッツみたい、といった人がいましたね。マンドリンは表が松、裏がかえでの板で出来ています。ヴァイオリンと同じです。でも音がヴァイオリンより小さいので、空洞をより大きくする必要があり、このような形になりました。」
「先っぽに人の顔があるのは何ですか?」
「これは飾りです。私の楽器は1918年製です。中に書いてありますね。女神の彫刻や、貝で出来た模様などの非常に美しい装飾が施されています。」
「では最後に、『大きな古時計』と『となりのトトロ』を演奏します。みなさん一緒に歌ってくださいね。」
先生方、ありがとうございました。
京都市北文化会館の音楽の授業訪問、平成26年度の第4回、いかがでしたか。興味をお持ちの方は、どうぞお気軽に京都市北文化会館までお問合せください。
元町小学校でアウトリーチ活動を実施しました。
元町小学校でヴァイオリン&ピアノ演奏会!
<アウトリーチ活動>第三回を実施しました。
京都市北文化会館は、平成25年度から、芸術家の方々に地域の生活の場へ出向いて活動を行っていただくアウトリーチ活動を開始しました。
平成26年度の第3回は元町小学校の音楽の授業です。
昨年も訪問した元町小学校。四年生と唯一実施できなかった現五年生が対象です。今回はヴァイオリニストの山田園子さんとピアニストの西村佳子さんに訪問していただきました。
小学4、5年生34名の生徒たちが入ってきます。
最初は、マスネーの「タイスの瞑想曲」。ゆったりとした名曲です。
山田さんがお話をされます。
「ヴァイオリンはどこの国で生まれた楽器かわかりますか?音色から想像してみてください。」
「イギリス!」「イラン!」おやぁ?「イタリア!」正解です。
「皆さんはイタリアというと何を思い浮かべますか?」
「ワイン!」「ピザ!」「パスタ!」
「そうですね。皆さん、美味しい食べ物を挙げてくれましたが、食べ物が美味しい国は音楽も美術も盛んなんですよ。明るくのどかな雰囲気がヴァイオリンを生みました。」
「ヴァイオリンの説明をします。表板は松、裏板は楓の木で出来ています。弦は今ではスチール製ですが、本来は羊の腸から作られていました。弓は馬のしっぽの毛で出来ています。どこの国の馬か分かりますか?モンゴルなんです。教科書に出て来る『スーホの白い馬』のとおり、白い毛です。」
「ヴァイオリンは弦楽器の仲間です。基本的には単音の楽器です。それに対してピアノは両手で十の音も出せる楽器です。ヴァイオリンだけでも演奏できますが、なんとなく寂しいですね。例えれば、<すうどん>のようなものです。ピアノと一緒に弾くことで、<天ぷらうどん>のような、厚みのある音楽になります。ピアノはもちろんひとりで演奏会が出来る楽器です。」
「皆さんお値段に興味があるでしょう。ヴァイオリンは最も高いもので5億円です。その弓は5千万円。ピアノよりはるかに高価です。ですから、ピアノは楽器の王様、ヴァイオリンは楽器の女王様と言われています。この優美な形も女性を連想させますでしょう。」
へぇーっとうなずく生徒たち。
「ピアノは最初から大人と同じ楽器で練習しますが、ヴァイオリンは習う時の身長に合わせて、1/16、1/10、1/8、1/4、1/2、3/4と変わります。今日は3/4ヴァイオリンを持って来ましたので、皆さんにもヴァイオリンを弾いてもらいましょう。」
わーっ!という歓声が上がります。
四年生からスタート。ギーッという音を出すと「しずかちゃんだ!」の大合唱!前の人が指導を受けているのを見ているうちに、だんだん上手になっていきます。五年生はかなり上手かな。
「先生も弾いて!」の声に堂々登場!さて、音は… 期待が大き過ぎたかな?
「このへんで質問コーナーにしましょう。」
「先生方はいつから一緒に演奏されていますか?」
「もう忘れたくらい前から(笑)。息のあった演奏をするには、心から信頼出来るパートナーが必要ですね。」
「はじめて演奏された曲は何ですか?」
「私は小学校からヴァイオリンを始めたのですが、練習でキラキラ星を演奏しましたね。西村先生は4歳からピアノを始めておられますよ。」
「最後に、色々な奏法が使われるモンティの『チャルダッシュ』を演奏します。最後まで静かに聴いてくれて、ありがとうございました。」
「アンコールにゴセックの『ガボット』を演奏します。」
先生方、本当にありがとうございました。
京都市北文化会館の音楽の授業訪問、平成26年度のスタート、いかがでしたか。興味をお持ちの方は、どうぞお気軽に京都市北文化会館までお問合せください。
紫明小学校でアウトリーチ活動を実施しました。
紫明小学校でピアノ&ソプラノ&クラリネット演奏会!
<アウトリーチ活動>第二回を実施しました。
京都市北文化会館は、平成25年度から、芸術家の方々に地域の生活の場へ出向いて活動を行っていただくアウトリーチ活動を開始しました。
平成26年度の第2回は紫明小学校の音楽の授業です。
昨年も訪問した地元紫明小学校。再訪問を大歓迎してくれました。今回はピアニストの植村照さん、ソプラノの斎藤景(ひかり)さん、クラリネットの北口由美さん、初めてのトリオでの訪問です。
小学3、4年生78名の生徒たちが入ってきます。
最初は三人で、シュポアの「7つのドイツの歌」より。ソプラノが少女の歌を、クラリネットが小鳥の声を表現しています。
斎藤さんがお話をされます。
「歌を歌う音楽を『声楽』と言います。<声>を<楽しむ>と書きます。この漢字はもう習われましたか?」
「はーい」の声。
「声楽にとって一番大事なことは呼吸です。呼吸には胸式と腹式がありますが、歌には腹式呼吸が欠かせません。長く吸って長く吐くことによって、長く歌うことが出来るからです。40秒間息を吐き続けることもあります。ちょっと練習してみましょうか。お誕生日を思い浮かべてください。ろうそくをフーッと消す感じで息を吐きます。」
「腹式呼吸は日常生活でもとっても役立つんですよ。参観日に、お父さんお母さんの前で、はっきりと大きな声で発表する時、試してみてください。」
「では、ミュージカル『サウンド・オブ・ミュージック』から、『ドレミの歌』『エーデルワイス』を歌います。歌える人は一緒に歌ってください。」
「次に日本の歌で『富士山』を歌います。」
次に北口さんがクラリネット・ポルカを演奏されます。
「ポルカは踊りの曲です。思わず体を動かしたくなる、陽気で明るい曲ですね。クラリネットはヨーロッパの伝統的な楽器で、グラナディラというアフリカにある木で出来ています。植物の葦から作るリードと呼ばれる部品を震わせて音を出します。あたたかく、やわらかい音でしょう。キーが非常に多く、低い音から高い音まで演奏出来ますし、速く演奏することも出来ます。」
北口さんは何気なくスーパーマリオブラザースの音楽を演奏されます。
「皆さんのよく知っている『クラリネットこわしちゃった』を6つの変奏で演奏してみましょう。変奏曲というのは、兄弟のように、似ているけど少しずつ違う曲のことです。」
ワルツ風、ジャズ風、コメディ風、いろいろな変奏を披露されます。
最後に植村さんがピアノについてお話されます。
「ピアノは重くて持ち運び出来ません。低い音から高い音まで、一番多くの音を、しかも同時に多くの音を出すことの出来る楽器です。ピアノを習っている人も多いでしょう。」
「このへんで質問のある人は、答えますよ。」
「クラリネットはどのくらいの音を出せますか?」
「やってみましょう。4オクターブ出ますね。」「すごい!」
「一番大きいクラリネットはどのくらいありますか?」
「コントラバスクラリネットと言って、この楽器の2倍くらいの長さで、途中で曲がっています。」
「最後に、皆さんがとってもよく知っている曲を演奏します。オッフェンバックの『天国と地獄』序曲です。そう、運動会で流れる曲です。今日は、紙芝居を見ながら聴いてください。」
「アンコールに三人で『アナと雪の女王』を演奏します。」
生徒たちも一緒に大合唱になりました。
先生方、本当にありがとうございました。
京都市北文化会館の音楽の授業訪問、平成26年度の第2回、いかがでしたか。興味をお持ちの方は、どうぞお気軽に京都市北文化会館までお問合せください。
第5回学生ミュージックフェスティバル(7月12日)の曲目が決まりました!
第5回KITABUN学生ミュージックフェスティバル
平成26年7月12日(土) 12:30開場 京都市北文化会館
曲目が決定いたしました!
出演時間と曲目は下記のとおりです。バラエティに富んだ音楽の数々。
ご期待ください!
1.13:00〜13:20 立命館大学応援団吹奏楽部
コンサートマーチ「青葉の街で」 曲:小林武夫 エルガー・ヴァリエーション 曲:マーティン・エレビー サーカス・マーチ「バーナムとベイリーのお気に入り」 曲:カール・キング 2.13:25〜13:45 京都府立大学邦楽部
ケンタウロスの矢 曲:水川寿也 こどもの曲メドレー (ピタゴラスイッチ、ゲゲゲの鬼太郎、だんご三兄弟など) 3.13:50〜14:30 立命館大学クラシックギタークラブ&
立命館大学交響楽団
タンゴ・アン・スカイ 曲:ローラン・ディアンス(ギターソロ) Londonderry Air イングランド民謡(ギターソロ) そのあくる日 曲:レイ・ゲーラ(ギターソロ) 人生のメリーゴーランド 曲:久石譲(弦楽四重奏) 世界の約束 曲:久石譲(弦楽四重奏) A Whole New World 曲:アラン・メンケン(木管五重奏) 美女と野獣 曲:アラン・メンケン(木管五重奏) 亡き王女のためのパヴァーヌ 曲:モーリス・ラヴェル(ギター&管弦楽) スパニッシュコーヒー 曲:フランク・ミルズ(ギター&管弦楽) ギター&管弦楽、本日のためのスペシャル・コラボレーションです!
4.14:35〜14:55 京都大学リコーダー同好会
ピタゴラスイッチ So fahr ich hin 曲:ハインリッヒ・シュッツ 上を向いて歩こう 曲:中村八大 コンドルは飛んで行く ペルー民謡 となりのトトロ 曲:久石譲 <休憩15分>
5.15:10〜15:30 京都女子大学女声合唱団
校歌 詩:野田仁一 曲:山田耕筰 鳥の宅配便屋さん 詩:星野冨弘 曲:なかにしあかね 椿 詩:星野冨弘 曲:なかにしあかね いつかのわたし 詩:さくらももこ 曲:相澤直人 ぜんぶ 詩:さくらももこ 曲:相澤直人 ありがとう 詩:高田敏子 曲:中田喜直 6.15:35〜15:50 京都嵯峨芸術大学箏曲の会
君をのせて 曲:久石譲 さくら21 7.15:55〜16:15 京都府立大学ギターマンドリンクラブ
銀河鉄道999 曲:タケカワユキヒデ Summer 曲:久石譲 いのちの名前 曲:久石譲 8.16:15〜16:35 京都橘大学和太鼓部
黎明 三宅木遣太鼓 アコーステイック音楽が全員集合!あなたの好きな音楽がきっとあります。合間にはとびきり楽しいインタビューも満載です。
お時間のある方は是非最初から最後まで、お時間のない方も、お好きな音楽をお楽しみください。
紫野小学校でアウトリーチ活動を実施しました。
紫野小学校でヴァイオリン&ピアノ演奏会!
<アウトリーチ活動>第一回を実施しました。
京都市北文化会館は、平成25年度から、芸術家の方々に地域の生活の場へ出向いて活動を行っていただくアウトリーチ活動を開始しました。
平成26年度の第1回は紫野小学校の音楽の授業です。
紫野小学校は今回が初めてです。ピアニストの田中亜古さんとヴァイオリニストの中村公俊さんに訪問していただきました。
小学3、4年生79名の生徒たちが入ってきます。
最初はサラサーテの「ツィゴイネルワイゼン」。ヴァイオリンの超絶技巧がふんだんに現れる名曲です。
続いて「浜辺の歌」。日本の歌も情緒あふれる演奏です。
中村公俊先生がお話をされます。
「ヴァイオリンは表は松、裏はかえでで出来ています。中は空洞です。弦を弓でこすって音を出す楽器です。弦は本来は羊の腸で作られていました。弓は今でも馬のしっぽの毛で出来ています。」
「私は3歳からヴァイオリンを始めましたが、3歳の子供はこの小さなヴァオオリンで練習します。」
わっ、ちっちゃーい!生徒たちは触っていいよ、の言葉に大喜びです。
「この小さなヴァオオリンは機械で作る量産型で日本製ですが、コンサート用の楽器はほとんどイタリア製です。私は300年前の楽器を使っています。手づくりで、一人の職人さんが年間に作る楽器は多くて4台です。」
「これから、4つの曲を演奏します。すべて『愛のなんとか』という題名です。黒板に貼った題名の中から、正解を当ててください。」
1曲目は 「愛のあいさつ」
2曲目は 「愛の喜び」
3曲目は 「愛のかなしみ」
4曲目は 「愛の夢」
みんな、イメージどおりの題名でしたか?
「さあ、後半はみんなのよく知っている曲を演奏するよ!」
まず、忍たま乱太郎の「勇気100%」、次は「天空の城ラピュタ」から「君をのせて」、ワンピースの「ウィー・アー」、みんな思わず、口ずさんでいます。
「さて質問のある人は、答えますよ。」
「ヴァイオリンはどのくらいの音を出せますか?」
「やってみましょう。おっ、5オクターブ出ますね。」「すごい!」
「質問じゃないんですが、『エリーゼのために』を弾いてください。」
思わぬリクエスト!田中先生はサラリと弾いてくださいました。拍手喝采!
「『アイネ・クライネ・ナハト・ムジーク』を弾いてください。」
「あれは合奏曲だから一人じゃ難しいね。」ちょっと調子に乗ったかな。
「では最後に「情熱大陸」を聴いてください。」 拍手鳴りやまず!
「では、アンコールにこの曲を贈ります。」
これは聞いたことがあるぞ!と生徒たちはそわそわ。あっ!「アナと雪の女王」の「レット・イット・ゴー〜ありのままで〜」だ!感激する生徒たち。大喝采で幕を閉じました。
最後に田中亜古先生からご挨拶がありました。
「私はこの近くの、ビブレの北に住んでいます。元町小学校の卒業生ですが、紫野小学校へ来たのは今日が初めてです。ピアノの先生になることを夢に、4歳からピアノを始めました。今日の演奏会を聴いてくださった皆さんが、ヴァイオリンやピアノを好きになって、興味をもってくだされば嬉しいです。最後まで聴いてくださって、ありがとうございました。」
先生方、本当にありがとうございました。
京都市北文化会館の音楽の授業訪問、平成26年度のスタート、いかがでしたか。興味をお持ちの方は、どうぞお気軽に京都市北文化会館までお問合せください。
【お知らせ】年末の臨時開館のお知らせ
下記のとおり、年末の日程につきまして、昨年度に引き続き臨時開館いたします。
冬休みやクリスマス・シーズンの楽しいイベント、楽器やダンスの練習などにお気軽にご利用ください。
ただいま12月分抽選会参加申し込みを受付中ですので、コチラをご覧ください。
★申込締切=6/30(月)
皆さまのご利用をお待ちいたしております。
◆日程:平成26年12月24日(水)および12月28日(日) 【通常は休館日】
※代わりの休館日は設定いたしません。
◆開館時間:午前9時〜午後9時30分
◆対象施設:各会館の全施設
東部文化会館、呉竹文化センター、西文化会館ウエスティ、右京ふれあい文化会館
北文化会館
【お問い合せ】
京都市北文化会館
TEL:075-493-0567(午前9時〜午後7時/毎週火曜休館)
8月7日(木)文化芸術活性化パートナーシップ事業 無料公演「合唱の魅力」を開催します。
平成26年度文化芸術活性化パートナーシップ事業 無料公演
京都セシリア合唱団
サマーフェスティバル
〜 合 唱 の 魅 力 〜
京都セシリア合唱団は、平成23年1月、作曲家・指揮者の葛西進氏により結成された社会人による合唱団です。
京都聖ヨハネ教会においてチャリティーコンサートを開始し、ボランティアで地域の介護施設での訪問演奏を続けています。
また、100人〜150人の合唱団として、京都コンサートホールにて平成25年8月17日(日)に第1回定期演奏会、12月20日(土)に第2回定期演奏会・クリスマスコンサートを開催しました。第3回定期演奏会は本年9月5日(金)に京都コンサートホールで開催されます。
本年度、京都市北文化会館のパートナー団体に選定され、初の無料公演を開催します。荘厳な合唱曲から日本の愛唱歌まで、合唱の魅力を皆様にお届けします。存分にお楽しみください。
曲目
オルフ:「カルミナ・ブラーナ」抜粋
ペルゴレージ:スタバト・マーテル
フォーレ:小ミサ「キリエ」
中村八大:遠くへいきたい
江口浩司:忘れな草をあなたに ほか
葛西進氏
演 奏:京都セシリア合唱団、ミュージック・セシリア
開催日:平成26年8月7日(木)
会 場:京都市北文化会館 ホール
開 場:18:00
開 演:18:30
終 演:20:30 (予定)
入場料:無 料 <定員405名>
主 催:京都市北文化会館(公益財団法人京都市音楽芸術文化振興財団)・京都市・
京都セシリア合唱団
8月31日(日)KITABUN伝統芸能音楽会「京都の民謡とわらべうた」を開催します。
KITABUN伝統芸能音楽会
京都の民謡とわらべうた
KITABUN伝統芸能音楽会第5弾は、普段あまり耳にしない<京都の民謡>と、懐かしいけれど、聴くことが少なくなった<京のわらべうた>を採り上げます。一般にあまり知られていない<京都の民謡>は混声四部合唱で、<京のわらべうた>は子供たちの歌と遊びにのせて、解説付きでわかりやすく楽しんでいただきます。
出 演:
民謡合唱団篝(かがり) 指導:新田 英開
1970年に創団されて以来、京都府各地に伝わる民謡を採録し、その素朴な味
わいを混声四部合唱に編曲して、魅力的な演奏会を続けています。
みやこ・キッズ・ハーモニー 指導:伊東 恵司
2006年に結成され、ほんの少し前まで京都の市街地でも盛んに歌われていた
「わらべうた」を中心に活動している児童合唱団です。
曲目予定
「道中唄」「美山の田草取り唄」「茶つみ唄」「京木遣り唄」「酒造り唄」
「石場搗き唄」「竹田の子守り唄」
「なべなべそこぬけ」「一条戻り橋」「丸竹夷」「寺御幸」
新作「京野菜の歌」「地下鉄烏丸線の歌」「京言葉の歌」「京の暦歌」など
開催日:平成26年8月31日(日)
会 場:京都市北文化会館 ホール
開 場:13:30
開 演:14:00
終 演:16:00 (予定)
入場料:無 料 <定員405名>
主 催:京都市北文化会館(公益財団法人京都市音楽芸術文化振興財団)・京都市
後 援:京都府合唱連盟
ご期待ください!
7月6日(日)京都市交響楽団みんなのコンサートを開催します。
京都市交響楽団
みんなのコンサート2014
〜さあ、クラシックファンをはじめよう〜
「京響みんなのコンサート」は、前売800円(当日1000円)というお手軽な料金で、身近にオーケストラの生演奏を楽しんでいただくコンサートです。
今年の北文化会館のコンサートは、「オーケストラの探検」です。どうぞ、ご家族そろってご来場ください。
オーケストラってどんなひびきがするのかな?
オーケストラにはどんな楽器があるのかな?
みんなでオーケストラの世界へ探検に出かけよう!
開催日:平成26年7月6日(日)
会 場:京都市北文化会館 ホール
開 場:13:30
山本祐ノ介
開 演:14:00
終 演:16:00
指 揮:山本 祐ノ介
曲 目:
スッペ:喜歌劇「軽騎兵」序曲
指揮者体験コーナー(J.シュトラウス1世:ラデツキー行進曲)
山本祐ノ介:「オーケストラの探検」(楽器紹介)
J.シュトラウス2世:喜歌劇「こうもり」序曲
ブラームス:ハンガリー舞曲第5番&第6番
レハール:ワルツ「金と銀」
スメタナ:「わが祖国」から交響詩「モルダウ」
入場料:前売 800円 当日 1000円 (全席指定)
※当日券は、前売券が完売しなかった場合に限り発売します。
例年完売しておりますので、お早目にお買い求めください。
※4歳から入場できます。4歳からチケットが必要です。4歳未満のお子様は、会場にお入り
いただけません。親子室(京響 075-711-3110 へ要事前予約/定員10名)をご利用
ください。
チケット取扱い:
京都市北文化会館 075−493−0567
京都コンサートホール 075−711−3231
チケットぴあ 0570−02−9999 (Pコード 216-523)
主催:公益財団法人京都市音楽芸術文化振興財団・京都市
7月12日(土)第5回KITABUN学生ミュージックフェスティバルを開催します。
9つの音楽がひとつにつながる。
第5回KITABUN
学生ミュージックフェスティバル
学生の街、京都ならではの演奏会としてスタートした音楽祭も今年で5回目となりました。
今回は一段とパワーアップ、京都の大学から、各分野において充実した演奏を聴かせる9つの音楽団体が集結します。これほどバラエティに富んだ演奏会はそうそう聴くことは出来ません!フレッシュ&ジョイフルな演奏、楽しいインタビューをどうぞお楽しみください!
開催日:平成26年7月12日(土)
会 場:京都市北文化会館 ホール
開 場:12:30
開 演:13:00
終 演:16:40(予定)
出演団体: 出演順が決定しました!
1)立命館大学応援団吹奏楽部
2)京都府立大学邦楽部
3)立命館大学交響楽団
4)立命館大学クラシックギタークラブ
5)京都大学リコーダー同好会
− 休 憩 −
6)京都女子大学女声合唱団
7)京都嵯峨芸術大学箏曲の会
8)京都府立大学ギターマンドリンクラブ
9)京都橘大学和太鼓部
※曲目は未定です。決まり次第、順次このページでお知らせしてまいります。
入場料:無 料 <定員405名>
お問合せ:京都市北文化会館 075−493―0567
主 催:京都市北文化会館(公益財団法人京都市音楽芸術文化振興財団)・京都市
利用料金改定について
詳細は、コチラをご覧ください。
ゴールデンウィーク特別上映会「じんじん」を開催します。
ゴールデンウィーク特別上映会
「だいじょうぶだよ」と絵本がいった
京都市北文化会館では、ゴールデンウィーク特別上映会として、大地康雄企画・主演映画「じんじん」上映会を開催いたします。俳優・大地康雄さんが、「絵本の里」北海道の剣淵町で見た子どもたちの明るい未来を映画に託し、すべての親と子に贈る、あたたかな感動を呼ぶ作品です。たくさんの来場をお待ちいたしております。
泣いても笑ってもめでたしめでたし
北海道の剣淵町は住民3400名の小さな町。そこでは、約20年前から“絵本”を真ん中に、人と人の心が通う「絵本の里づくり」を掲げ、町民は仕事の合間をぬって子どもたちに絵本を読み聞かせ、豊かな心を育んでいた。その想いは町のすみずみまで届き、人々が助けあうまでに成長する。大地が見たのは、絵本に目を輝かせる子どもたちであり、親と子の明るい未来だった。そして、ひとりの俳優は<絵本の力>と<親子の絆>を描いた映画づくりを始める。その想いに共感する人々が集まって誕生したこの映画から、あたたかな感動とやさしい気持ちが“じんじん”と広がっていく。
絵本の里がつなぐのは、心やさしい人びとの無償の愛。
大地に染みわたる親子の絆。
宮城県・松島に住む大道芸人の銀三郎(56)は、気ままな独り身で芸人仲間から愛されるお調子者だ。決まり事といえば、北海道で幼なじみが営む農場を手伝うことのみ。会社員だったときに別れた妻と娘にもそれっきり会っていない。そんなある年、農場に行くと都会から農業研修で来ていた女子高生たちと一緒になる。いがみ合いながらも距離を縮める銀三郎と女子高生たちだったが、ただひとりの少女だけは心を開かない。やがて農業研修は終わりに近づき、彼女はそっと打ち明けるのだった…。
映画「じんじん」公式サイト:www.jinjin-movie.com/
企画・主演/大地康雄
佐藤B作 中井貴惠 村田雄浩 小宮孝泰 中田喜子 小松美咲
井上正大 絵沢萌子 若村麻由美 板尾創路 手塚理美
監督/山田大樹
上 映 日 :2014年5月4日(日・祝)
会 場 :京都市北文化会館 ホール
上映時間:1回目/10:30
2回目/14:00 <上映時間 129分>
※どちらでもお選びいただけます。
※全席自由、開場時間は上映時間の30分前です。
入 場 料 :一般・シニア(60歳以上) 前売1,000円 当日1,300円
小中高生・障がいのある方 前売、当日とも 800円
主 催:公益財団法人京都市音楽芸術文化振興財団・京都市・京都映画センター
前売券は、京都市北文化会館、京都映画センター事務所(075-256-1707)、ローソン(Lコード 52349)にて発売中です。
上賀茂小学校でアウトリーチ活動を実施しました。
上賀茂小学校でヴァイオリン&ピアノ演奏会!
<アウトリーチ活動>第十一回を実施しました。
京都市北文化会館は、平成25年度から、芸術家の方々に地域の生活の場へ出向いて活動を行っていただくアウトリーチ活動を開始しました。
第十一回は上賀茂小学校の音楽の授業です。
今回はピアニストの黒木俊美さんが、当会館のアウトチーチ活動の広報をご覧になり、「母校の後輩たちに生演奏を聴いて欲しい」と申し出てくださって実現しました。ヴァイオリニストの山根明花(さやか)さんと訪問していただきました。
小学2年生76人の生徒たちが入ってきます。
最初はボッケリーニの「メヌエット」。息のあった演奏です。
山根さんがお話をされます。
「メヌエットはゆったりした三拍子のダンスの音楽です。フランスでは、村でも街でも人々がダンスを楽しんでいます。ルイ14世というダンスの大好きな王様が華麗なベルサイユ宮殿を造り、豪華な衣装をまとった貴族のダンスに発展しました。次にベートーヴェンの「メヌエット」を聴いてください。」
「次は、クライスラー編曲の「踊る人形」です。クライスラーは演奏家と作曲家を兼ねていて、美しいヴァイオリン曲をたくさん残しました。」
次に黒木さんがお話をされます。
「私は一年生から六年生まで上賀茂小学校で過ごしました。当時と変わらない音楽室へ来て、ふるさとへ戻って来たように感じています。」
「私は3歳からピアノを始めました。幼稚園の頃、アニメ番組で流れていたある曲が忘れられず、いつか演奏したいという気持ちで、現在までがんばって来れました。その曲、ショパンの「英雄ポロネーズ」を演奏します。少し長いですが、聴いてください。」
ここでお二人が楽器について解説されます。まず黒木さんのピアノの解説です。
「ピアノは一番多くの音を出すことの出来る楽器です。いくつの音が出せるか、わかる人はいますか?」
「50音以下だと思う人!」
「70音以下だと思う人!」
「100音以上だと思う人!」
「正解は88音です。鍵盤の数だけの音を、低い音から高い音まで出せます。鍵盤を押さえると、ハンマーに力が伝わり、弦を叩いて音が出ます。18世紀にイタリアで生まれ、改良を重ねて今の形になりました。」
次に山根さんのヴァイオリンの解説です。
「ヴァイオリンもイタリアで生まれた楽器ですが、古い時代からほとんど形が変わっていません。とても美しい形をしているでしょう。この美しさが好きでヴァイオリンを始めました。中は空っぽで、柱一本で表と裏の木を支えています。弓は馬のしっぽの毛で、弦を擦ることで音を出します。」
「ここで質問のある方は受け付けましょう。」
「ヴァイオリンの穴は何のためにあるのですか?」
「弓と弦が擦れる音を、楽器の中で響かせて大きくしてここから出します。」
「ピアノの下にある3本の板は何ですか?」
「これはペダルといいます。踏むことで音が残り、様々なニュアンスを出すことが出来ます。」
「ピアノのふたを開けたり閉めたりするのは何故ですか?」
「音は空気の振動なんですね。ふたが開くほど、音が大きく反射して遠くの人まで届くのです。」
「ではモーツァルトの「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」を演奏します。『小さな夜の音楽』という意味です。夏のお庭で、涼しくなった夜のパーティーが始まる、そのワクワクする楽しさを感じてください。」
「次は皆さんのよく知っている曲です。「星に願いを」と「パイレーツ・オブ・カリビアン」を聴いてください。」
「何人か、口ずさんでくれましたね。ありがとうございます。では、最後にみんなで歌いたいと思います。「小さな世界」と「ビリーブ」を演奏します。立ちましょうか。」
「私が小学生の頃は一学年が160人ほどでしたが、皆さんの歌から、それ以上のパワーをもらいました。今日の演奏会が思い出になればうれしいです。最後まで聴いてくれて、ありがとうございました。」
先生方、本当にありがとうございました。
京都市北文化会館の音楽の授業訪問、今年度の番外編、いかがでしたか。今回は母校への再訪ということもあり、感動もひとしおでした。来年も引き続き実施していく予定です。興味をお持ちの方は、どうぞお気軽に京都市北文化会館までお問合せください。
パートナーシップ事業 無料公演「みやびのすいそうがく」を開催しました。
平成25年度文化芸術活性化パートナーシップ事業 教育プログラム
吹奏楽団「雅」による「みやびのすいそうがく」
を開催しました。
第1部は、渡邉大海作曲「コンサートマーチ・海原を越えて」から始まります。関西では初の演奏となるこの曲を作曲された渡邉大海さんは海上自衛隊音楽隊。
船が颯爽と海を駆けるさまを描いています。
指揮は熊崎博幸氏。
ジェイムズ・バーンズ作曲「イーグル・ベンド」
ヴォーン・ウィリアムズ作曲「イギリス民謡組曲」
幕間演奏「サクソフォン四重奏・アルプス一悶着」!?
第2部は、ポップスステージとして、ぐっと楽しく、NHK連続テレビ小説「あまちゃん」オープニングテーマからスタートです。
サクソフォンと吹奏楽のための「青春の輝き」
カーペンターズの名曲ですね。
「マウスピースマニア」
楽器の音を出すマウスピースだけで音楽を奏でます!
5つのクラシックの名曲が入っていましたね。
締めくくりは、宮川泰作曲、宮川彬良編曲による、組曲「宇宙戦艦ヤマト」。
親子二世代にわたり愛されている名曲ですね。
アンコールは「マンハッタン・ビーチ」。お疲れさまでした!
小さなお子様から年配の方まで、たくさんのお客様にお越しいただき、ありがとうございました。
京都市北文化会館では、今後も魅力ある事業を企画してまいります。どうぞよろしくお願い申し上げます。