2019年1月に初開催し、大変好評だった京都市交響楽団の首席クラスとチェンバロ奏者による典雅な音楽を45分間ワンコインで楽しむコンサート。
たくさんの熱いリクエストにお応えして、12/16(月)に「あーる de 右京 その17 Les Baroquennes レ・バロッケンヌ 冬のバロックコンサート」として再び開催しました。
ユニット名を「Classic+ クラシックプラス」から「Les Baroquennes レ・バロッケンヌ」とあらため、ますます活躍の場を広げる”微魔女”4人を間近で聴けるとあって、チケットは完売!
何かと忙しい時間帯の夕方17時開演にも関わらず、会場は満員御礼の熱気に包まれました。
前回は全員「赤」のドレスでしたが、今回は白、金、黒、赤と上品なクリスマスな雰囲気でご登場。クリスマスツリーやオーナメントといった「もの」ではなく、ドレスと演奏で「おとなのクリスマス」を演出する狙いです。
演奏は、ヘンデル(ドイツ生まれ→最後はイギリス)の『ハレルヤ』で始まり、クープラン(フランス)、クヴァンツ(ドイツ)と同時期に異なる国で活躍したバロック音楽の大家たちの個性豊かな楽曲をご紹介しました。
この日、井幡万友美さんが演奏したのは、チェンバロの仲間の「スピネット」。チェンバロは大きく、運搬も調律も専門業者の力が必要ですが、このスピネットは家庭用小型楽器とあって、自家用車でも運べて自分で調律できます。
色薄いグリーンのボディには花が描かれ、乙女のささやきのような可憐な音色が響くと、一瞬にしてそこはまるで貴族のサロン!
最後にホリデーシーズンらしく「クリスマス・メドレー」が演奏されると、客席からも心の歌声が聴こえてくるような温かい雰囲気になりました。
今回も終演後にメンバーがミニプレゼントを手渡ししながらお客様をお見送りしましたが、その際にお客様から直接「演奏素晴らしかったです」「楽しみました」とお声がけいただき、メンバーも大変お喜びでした。
【演奏】
フルート:中川佳子(京都市交響楽団 副首席フルート奏者)
オーボエ:高山郁子(京都市交響楽団 首席オーボエ奏者)
コントラバス:石丸美佳(京都市交響楽団 副首席コントラバス奏者)
チェンバロ:井幡万友美(大阪音楽大学・京都女子大学講師)
【プログラム】
ゲオルグ・フリードリヒ・ヘンデル(1685-1759年/ドイツ・ハレ生まれ)
オラトリオ「メサイア」より ハレルヤ
フランソワ・クープラン(1668-1733年/フランス・パリ生まれ)
ラストレ
ヨハン・ヨアヒム・クヴァンツ(1697-1773年/ドイツ・オーバーシェーデン生まれ)
トリオ・ソナタ ハ短調
I. アンダンテ・モデラート
II. アレグロ
III. ラルゲット
IV. ヴィヴァーチェ
クリスマス・キャロル メドレー
荒野のはてに〜牧人ひつじを