昨年並みの猛暑に見舞われた8月最初の日曜日。
この日は朝からこどもたちの楽しそうな声がロビーに響き渡っていました。
ロームシアター京都と京都市文化会館5館が連携し、小さなこどもたちのシアターデビューにぴったりの舞踊公演『カラフルパズル ダンセマ・ダンス・シアター from リトアニア』全10公演を開催しました。
沖縄で開かれていた「りっかりっか*フェスタ(正式名称:国際児童・青少年演劇フェスティバルおきなわ)」で来日したカンパニーが、右京ふれあい文化会館を皮切りに、北文化会館(8/5)→呉竹文化センター(8/10)→東部文化会館(8/11)→西文化会館ウエスティ(8/12)とカラフルな色を携えながら京都市内をめぐるものです。
会場に入ると真っ白なエリアに色とりどりで形も大きさもバラバラなパズルがたくさん転がっています。
こどもたちが観覧席につくと、おもむろにそのパズルがもぞもぞと動き出し、中から男性2名と女性1名のダンサーが飛び出してきました。
![]() |
ひょこ? |
![]() |
いないいないばあ! |
不思議な音楽に合わせてダンサーたちがパズルを手にして踊りだし、くっついたり離れたり、飛んだり跳ねたり、じょじょに動きがダイナミックに!
組み合わせによっては、ピーマンやにんじんに見えたり、お家に見えたり、と子どもたちの感性をどんどん刺激していきます。
![]() |
ダンサーがこどもたちと目線を交わしながら無言で「手を振ってみよう」「ジャンプしてみよう」と促すと、こどもたちは素直に体を動かし始め、どんどん楽しそうな顔になっていきました。
約30分のパフォーマンスが終わると、ダンサーが「さあ、キミたちの番だよ」とこどもたちを白のアクティングエリアに招き入れ、一緒にパズルで遊んだり写真撮影に応じたりしていました。
こどもたちだけでなく、おとなの保護者のみなさんも目を輝かせ、まるでこどものように無邪気な顔でパフォーマンスを楽しんでいたのが印象的でした。
![]() |
こどももおとなも触りたい!入りたい! |
![]() |
![]() |
『カラフルパズル』2公演の前後には、会館入口横の特設スペースで、『あーる de 右京 その14 おばけMAPをつくろう!』を開催していました。
このイベントは、太秦にある人形劇場「シアターウル」と連携し、夏のイベント「おばけやしき」に飾る右京のおばけMAP開催するお絵描きイベントでした。
3m四方の大きな白い紙を敷き詰めたスペースに「みんな、おばけを描きに来て!」と声をかけると、『カラフルパズル』の開演を待つこどもたちが一斉にやってきました。
クレヨンやサインペンを握りしめ、思い思いのおばけやお気に入りの図柄を描いてくれました。
あとはおとなのスタッフがおばけMAPを仕上げて、シアターウルのスタッフさんにドン!と託してイベントは終了。
その後、シアターウルの「お化け屋敷」のメインビジュアルとして堂々と飾られていました。
手作りだけど怖面白い!と地元の子どもたちに人気だった 「おばけやしき」@シアターウル |
みんなで描いた、右京のおばけMAP! 清滝、嵐山、広沢池などの地名も見えます。 人力車も走っているよ。 |
誰かのおうちのようなおばけ屋敷の中。 ぎゃー!誰か倒れている!! |
日頃、小さいお子さんと一緒にはお出かけしづらいのね…と悩んでいたママパパたちにも嬉しい夏の一日でした。